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運用担当部局:広報室広報係

学長からのメッセージ「2015年年頭挨拶」

 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。年頭にあたりまして,一言ご挨拶いたします。
 学長に就任し,9カ月が経過しました。その間に対応してきたことやこれからの課題となることを確認して,今年の抱負としたいと思っております。昨年に,長尾彰夫前学長からバトンタッチを受けましたが,時折,電話したり,大学で会ったりしていろいろと相談することもあります。わたし自身長い間役員を経験しましたが,学長職を務めるのは初めてのことでわからないことも多く,皆さんには多大なご助力をいただき誠に感謝しております。
 学長就任の際に,文部科学省から提示された最初の課題が国立大学改革プランでした。一言でプランといっても各大学が自由に策定できるものではなく,三つの選択肢が与えられました。一つ目は,グローバル化への対応,二つ目がイノベーション機能強化,三つ目が人事・給与システムの弾力化です。検討の結果,これまでの海外校との協定などの実績を鑑みてグローバル化への対応を選択しました。これについては文科省に説明し,実際に行動も起こしていきます。

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 では,どのような目的で進めるのかというと,それは未来の卒業生のためです。大学とは学生のために存在しているわけで,国際的素養のある学生を養成するには,できるだけ多くの科目・分野でグローバル化に対応することが必要です。現在,協定校のカナダ・ヴィクトリア大学から招いたロジャー・ハウデン特任教授が附属学校で活躍されていますが,これからもさまざまな分野に外国人教師を招へいしたいと思っておりますので,皆さんにもサポートをお願いしたい。そのための予算は大学で準備しますし,新しく獲得できるものは獲得していきます。
 文部科学省からの二つ目の課題は,ミッションの再定義です。学部ミッションの再定義から始まり,大学全体のミッションの再定義をどうするかということです。教員養成系大学は非常に厳しい数値目標を要求されており,本学における学部卒学生の教員採用目標率は,第3期中期目標を通じて65%と設定されています。現時点では目標を達成できていますが,大阪府および大阪市における採用率は今後右肩下がりとなることが予想されており,そのような状況の中でも今の水準を維持していかなければいけません。さらに来年開設予定の連合教職大学院では,教員採用目標率は90%以上です。要求された目標を達成して実績を重ね,国や社会に広く説明していくほかはありません。これからはそういう時代なのです。教職員も,常にそのことを肝に銘じて職責を果たしていただきたい。皆さん一人ひとりのお力添えがなければ達成できませんし,それぞれに責任のある問題です。ただし,最終的な責任は学長であるわたしにありますので,先頭に立って責任を果たす覚悟を持っています。
 来年度も困難な状況は続いていきます。特に大きな課題のひとつは,第3期中期目標・中期計画の策定です。これは本学だけでなく,国立大学全体の課題です。明治以来の大改革が起こっているととらえて対応してください。学生のため,大学存続のために,できる限りのことをしていきたいと思っておりますので,今後ともご協力をよろしくお願いいたします。
 厳しい話が続きましたが,大学の置かれている状況について,お互い肝に銘じながら,当面の課題達成に向けて頑張っていきましょう。

2015年1月5日
大阪教育大学長
栗林 澄夫