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運用担当部局:広報室広報係
教養学科 自然研究専攻 4回生 甘耿(ガンゲン) さん

 2013年11月17日、大阪経済大学との2部Aブロック優勝をかけた最終節。引き分け以上で大阪教育大学の1部昇格が決まる大事な一戦です。前節は逆転負け。この試合も前半10分で2点を先制され、重い雰囲気が漂います。しかし、すぐさま2点を取り返すと、後半ロスタイムで決勝点を挙げ、鮮やかな逆転勝利で優勝を飾りました。田中脩史さんも怪我をおして出場。「これまで優勝した経験がなく、心に残る一戦です」

 大阪教育大学サッカー部は、関西学生サッカー1部リーグで、唯一の国立大学として奮闘しています。部員数は60人。強豪私立大学では一学年の部員数です。1部リーグの感想を聞くと、「想像以上に2部との差を感じる」との答え。しかし「選手を集める環境が整っている私立大学に比べ、恵まれた環境ではありません。でもピッチに立つのは11人です。個人の能力で劣る部分があったとしても、チームとして補っていける」と力強く答えます。

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 田中さんは1部昇格の原動力として貢献し、関西学生サッカーアウォーズの大会優秀選手賞にも選ばれました。ポジションはDF。チームでの役割を聞くと「攻守両面においてチームの中心でありたいし、その自覚もあります。それに、もう上級生なので、下級生にはできるだけ声かけをして精神的にも支柱となりたい」と語ります。
 昨年度の関西学生サッカー新人戦では準優勝を果たし、関西地区Jリーグ4チームと戦う関西ステップアップリーグの選抜メンバーに抜擢されました。貴重な経験に「技術的には通用する部分もあると自信になりました。でもプロはサッカーに懸ける想いが違う。技術と精神の両面で格段に差がありました」とプロの実力を肌で感じました。

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大教大イレブン

 サッカーの魅力を聞くと「11人の瞬時の判断でプレーが変わるため、強いチームが勝つとは限らないところ」と目を輝かせます。サッカーを始めたきっかけは、2002年の日韓ワールドカップ。小学校三年生のときでした。強豪校の広島皆実高校に進学しましたが、故障で思うようなプレーができませんでした。「悔しかった。中学時代からの同級生が試合に出ているのを、自分は遠目で見ているだけでした。卒業時にはサッカーを辞めようか迷いました。でもあきらめきれず、もう一度本気でやりたいと思い直しました」本学を選んだ理由は「関西の大学の中で、さらに強くなる潜在能力を感じました。サッカーを辞める決断をしたときに、教師としての道が残されていることも理由のひとつです」。猛勉強の末、一般入試で本学に入学しました。

 サッカー部は田中さんの他にも、一般入試で入学した部員が在籍しており「早くから試合に出るスポーツ推薦入試組を見て、一般入試組も“俺たちだって”と発奮しています」と切磋琢磨する部内の様子を語ります。授業では教員養成課程の保健体育専攻学生と授業を共にすることが多く「教員への意識や熱意が強く、授業一つをとっても、物事の裏側まで見ていて、観点がより深いと感じます」と刺激を受けます。
 息抜きは映画観賞。「どんなジャンルでも楽しめますが、唯一ホラーは苦手。息抜きできないじゃないですか」と可愛らしい一面を見せます。
 将来の目標を聞くと「サッカーでプロをめざしたい」ときっぱり。「高校では遠かった目標が今はずいぶん近づいてきまし、これからの努力次第で道は開けると思います。どんなときでも支えてくれた両親のためにも、あきらめなければ夢は必ず叶うこと証明したい」。意志の強い瞳は未来をしっかりと見据えています。

(2014年5月取材)

※掲載内容はすべて取材当時のものです。