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運用担当部局:広報室広報係
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 吉村駿汰さんは数学教育専攻に通うふつうの男子学生。「数学の概念が根底から変わりました。1+1が2になるのは当たり前ですが、大学では、なぜ2になるのか、その理由をとことんまで追求するんです。でもそれも面白くって、『なぜ1+1は2になるの』って子どもから聞かれた時、きちんと答えられる先生になりたいですね」と同専攻の魅力を楽しそうに語ります。
 そんな吉村さんにはもう一つの肩書があります。それは、『ラジオパーソナリティー』。数学教育専攻で出会った友人、ラジオ編集が得意な「きっしー」、150㎏の巨体を持つマスコットキャラ的存在「ねっしー」ととともに、自主制作ラジオ番組『よっしーきっしーねっしーのシャンシャンいこうぜ!』を、2015年10月から動画サイトYoutubeに配信しています。

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 大学や数学にまつわるトピックスを、理系男子の視点から、時にユルく、時に鋭く突っ込んでおり、さながら大学広報ラジオといったところ。始めたきっかけは、他大学に進学した友人からの「大教って山しかないやん(笑)」というキツーイ一言でした。「大教大に通うものとして聞き捨てなりません。当時ハマっていたアニメに、廃校の危機にさらされた学校を救うために立ち上がったスクールアイドルの奮闘を描く作品があり、その姿を自分たちになぞらえ、山以外の大学の魅力を全国に発信するべく、ぼくたちもまた立ち上がったのです」

 放送回数を重ねるごとに伸びるリスナー数に手ごたえを感じながら、吉村さん自身も、映像のない音だけの世界の醍醐味にとりつかれています。「自分たちの脳内に描いているイメージを、いかにリスナーにわかりやすく表現できるか、たとえ話を交えながらストーリーを紡いでいくのが楽しい。それに、三者三様に急な思いつきを口にするので、アドリブ対応も試されます。これって学校での子ども対応に応用できると思いませんか?」

 大阪府立高校32校が結成した「府立高校教職コンソーシアム」加盟校の高校生を対象とした大学体験イベント「キャンパスガイド」では、ラジオで培ったトーク力を引っ提げ、約300人の生徒の前で本学のおすすめポイントをパワーポイントで紹介。3人の小気味よい掛け合いに、会場は爆笑の渦に包まれました。
 がむしゃらに駆け抜けた1回生の1年間を振り返り、「動けば何かが変わる」という自信をつかみました。「大学生ってやろうと思えば何でもできるんだって実感しました。1回生の時は最下級生の遠慮があったけれど、2回生になってもっともっといろんな人を巻き込んでいきます。『シャンシャン』では、各専攻の学生をゲストに呼んで、その専攻にまつわるエピソードから大学の魅力を紹介したい」と夢を膨らませます。

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 未知の世界に挑戦するため、新たな一歩を踏み出す、その原動力はどこから来るのでしょうか?それは一歩を踏み出せない誰かのため。「新たな道を切り開くことは難しいし、すごく勇気がいる。誰かが通った道を行くことは簡単なのに。でも、だからこそぼくが行動を起こすことで、誰かに勇気を与えられるならば、ぼくは迷わず挑みます。ぼくが踏み出す一歩はぼくのためでなく、誰かの新たな一歩のために。そう思っています」とはにかみながらもまっすぐな瞳で答えました。そして忘れてはいけない仲間の存在。「ひとりではちっぽけな力でも、2人、3人と集まれば、 2倍、3倍にできることが広がります。志を同じくするきっしー、ねっしーとともに、新たな道を拓いていきます!」

(2016年5月取材)

※掲載内容はすべて取材当時のものです。