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運用担当部局:広報室広報係

教員養成課程第1回FD講演会を開催

 東京大学理事で前文部科学省高等教育局長の磯田文雄氏を迎え,「教員養成の高度化と教員養成系大学大学院の在り方」と題した教員養成課程第1回FD講演会を6月20日(水),本学柏原キャンパスで開催しました。
 磯田氏は「教員の大量退職時代を迎える中,今後,経験の浅い教員が大量に誕生?」「教師に求められる資質能力が高度化する中,教員養成の在り方は?」「教職大学院は日本の教員養成の中核的機関となっていくのか?」など,学校現場や教員養成系大学などでクローズアップされている論点にそって話を進められました。その中で,「現在,大量採用時代だと安穏としていてはならない。急減に転ずるときは一気にくる」「教員養成と採用の実績をあげようと私学の攻勢はすさまじいものがある」「教師は現場で育つという学校文化は崩壊しつつある」「教職大学院は教員養成の予備校化している。このままでは社会の支持を得ることは難しい」などと,具体的なデータを示しながら,鋭い論を展開しました。また,現在,国レベルで議論されている「大学改革実行プラン」にもふれ,文部科学省や財務省の意図について解説を行いました。
 この日は,教員養成課程以外からの参加者も含め,85名の教職員が熱心に耳を傾けました。参加者からは「教員養成系大学も予備校化しているのではないかという批判をどのように捉えているのか」「ミッションの見直し議論は国レベルで行われているのか」「教員採用数の急増期にあるが,教員の質的向上のチャンスとするにはどのような視点が必要か」といった質疑が出されるなど,活発な議論を繰り広げました。
 最後に,教員養成課程長の石田雅人教授が「豊富なデータを駆使し,示唆に富んだお話をいただき,大変有意義な講演会となりました」との挨拶で締めくくりました。

講演を聞く教職員ら
磯田文雄氏

(学術連携課,総務企画課総務広報係)