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運用担当部局:広報室広報係

科学教育センター講演会「iPS細胞と山中伸弥教授」を開催

 本学科学教育センター主催の講演会「iPS細胞と山中伸弥教授」を12月7日(金),柏原キャンパス・教養学科大会議室で開催し,本学学生,教職員70人が参加しました。
 2012年度のノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥・京都大学教授は,本学附属天王寺中学・高等学校の卒業生です。そこで,山中教授と近しい関係にある3人の本学教員を講師に招き,講演会を企画しました。
 最初に,実践学校教育講座の大仲政憲教授が「山中伸弥教授の中学校時代」というタイトルで講演しました。大仲教授は,山中教授が中学校1年生の時の担任で,当時の山中教授が書いた卒業文集や自由研究の資料などをスライドで映し,様々なエピソードを紹介しました。1年生の時は,学習とスポーツにがんばろうと決心はしたものの長続きしなかったというのが,ご本人の反省だったようです。しかし,2年生の夏休み自由研究では,大仲教授の適切な指導もあって,学年代表となる研究結果を挙げたことが,現存する『附属中学校・自由研究・第一集』から示されました。また,大仲教授への年賀状の様子から「2009年から2011年頃が山中教授にとって一番ハードな時であったことが伺えた」と述べました。
 2番目の講演は,附属高等学校天王寺校舎の岡博昭副校長が行いました。山中教授は,夏休みには後輩の高校生のために毎年(9年間),忙しい時間を割いて授業や講演に来ていただいたこと,講演には必ずジョークを入れられたことなど,山中教授のユーモア好きと誠実な人柄を伺えるエピソードを紹介。また,中高在学6年間,弱いながら柔道部で頑張ったことや,生徒会の副会長を務めたこと,「いくつもの分野でスーパーマンになれ」と先生方から指導され,その教えを守ったことなどが紹介されました。
 3番目の講演は「解説:iPS細胞研究の意義と展開」というタイトルで,科学教育センターの川上雅弘特任准教授が行いました。1年前まで京大iPS細胞研究所の広報室の研究員であったこともあり,iPS細胞がどのようなものなのかを,高校の生物教科書に記載されている共同受賞者のガードン教授の業績をまじえて,分かりやすく説明しました。また,京都大学での山中先生のハードな仕事ぶりや,モットー「ビジョン&ハード」,時間の使い方が上手なことなどが紹介されたほか,意外なエピソードもあり会場は笑いに包まれました。
 講演後の質疑では,iPS細胞の不思議な性質や使い方,機能分化した細胞をiPS細胞に戻さず直接別の役割の細胞に変化させる最新技術の可能性についてなど,多くの質問が出され盛会裏に終了しました。

科学教育センター講演会の様子1
科学教育センター講演会の様子2

(科学教育センター)