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運用担当部局:広報室広報係

第3回国際センターシンポジウム「アジアにおける民族音楽」を開催

 「アジアにおける民族音楽-初等教育での取り組みを中心として」をテーマとした,本学国際センターと芸術講座の主催による第3回国際センターシンポジウムが12月5日(水),柏原キャンパスで開催され,学生,留学生,教職員ら約50人が参加しました。インドネシア,韓国,台湾,日本からパネリストを招き,各国での小学校音楽教育の現状や課題,グローバル化の時代に固有の伝統文化をどのように次世代に継承していくのかについて話し合われました。
 初めに,栗林澄夫理事(副学長)の開会挨拶のあと,城地茂教授によるプログラム紹介,ト田隆嗣教授による講演者紹介が行われました。
 続くプレゼンテーションでは,最初に「インドネシアの初等教育における民族音楽」をテーマに,インドネシア芸術大学のVictor Ganap(フィクトル ガナップ)教授が,インドネシアの島々で受け継がれている多彩な民族音楽や踊りを映像で紹介しました。次に「韓国の初等学校国楽教育」と題し,全州教育大学校の李相奎(イ サンギュ)教授が,韓国の小学校教育における民族音楽(国学)と西欧音楽の指導比率の変遷や,音楽指導の現状について,楽器の実演を交えて報告し,民族音楽(国楽教育)の比率が増えていることを報告しました。また,国立台北教育大学の黄玲玉(コウ レイギョク)教授が,台湾の音楽教育の現状にふれ,先住民族の民族音楽の伝統を保存する必要性を述べました。愛知淑徳大学の岩井正浩教授は,明治以降の日本の音楽教育の歴史について振り返り,「同じ芸術分野でも,美術が日本の伝統文化を重視したのに対し,音楽教育は西欧からの導入が圧倒的だった」と事例をあげて解説し,日本の学校現場における伝統文化を大切にする音楽教育の課題について持論を述べました。そのうえで,世界の楽器を通して各国の文化を教えている元小学校教諭の大原啓司さんの「諸民族音楽及び日本音楽の授業実践」を紹介しました。
 最後に,向井康比己・国際センター長の閉会挨拶で締めくくりました。
 参加者からは,「子どもの頃から自国の伝統文化を学ぶとともに,他国の文化にも触れる機会をもつことが重要だと感じた」「音楽だけでなく,教育全体にかかわる考え方を学ぶことができた」などの感想が寄せられました。

シンポジウムの様子1
シンポジウムの様子2

(国際センター・総務企画課総務広報係)