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運用担当部局:広報室広報係

外務省職員が「平和構築」をテーマに授業で講演

 外務省職員が11月13日(木),本学教養学科の授業でゲスト講師として講演しました。人間科学講座の山田正行教授が担当する授業「生涯教育原論」の一環で,講師を務めたのは総合外交政策局国際平和協力室長の今西靖治(いまにし のぶはる)氏です。「国連PKOと平和構築―日本外交における取り組み―」をテーマに,国連PKOの変容,人間の安全保障,日本外交における平和構築,近年の国連PKOにおける日本の取り組み及び今後の課題などについて,スライドを交えながら話しました。
 講演では,はじめに国連PKO(平和維持活動)の概念について整理し,南スーダン派遣施設隊の活動状況を中心に活動実績,ミッション件数及び要員数の推移などを説明しました。次いで人間の安全保障(Human Security)について,「国連3本柱」である平和と安全,開発,人権を図で説明し,「文民の保護」の重要性をアピールしました。その後,日本外交における平和構築について,1990年の湾岸戦争のトラウマ,1992年のPKO法の成立を経た上での,カンボジア・東ティモール・イラクでの経済協力の状況を説明しました。最後に今後について,平和構築分野での人材育成を最重要課題として位置づける必要性を説きました。
 今西氏は「単発的な支援のみならず,復興支援から中長期的な開発支援まで,切れ目のない支援と人材育成が重要」と強調し,その支援活動を貫いている「人間の安全保障」の考え方について解説しました。
 このあと,山田教授の授業を受講し,国際的な進路を考えている学生ら10名程度が今西氏を囲んで懇談しました。学生の1人は「国連PKOはよく耳にする言葉だが,基本原則から法的枠組及び実例がわかり,今まで以上に興味がわきました」と感想を述べていました。

今西靖治氏
講演の様子

[左写真]今西靖治氏

(総務企画課)