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運用担当部局:広報室広報係

「グローバル社会における大学での学び」シンポジウムを開催

 高等教育シンポジウム「グローバル社会における大学での学び“A University for Learning”」を天王寺キャンパスで9月10日(木)に開催し,大学関係者など約50人が参加しました。
 35年にわたって「大学とは何か」を問い続けてきたロンドン大学教育研究所のロナルド・バーネット教授(Ronald Barnett)が,「グローバル社会においてどのような人間が求められるか」「グローバル市民として学生に必要な能力とは」「それを身につけるために大学での学びはどうあるべきか」をテーマに講演しました。
 バーネット教授は「大学の大衆化が進んで格差が広がり,エリート大学やグローバルクラス大学が偏重されている」としたうえで,「大学は知識やスキルを与えるだけでなく,グローバル市民としての学生を育てるために教育手法を変えなければならない」と指摘しました。そして,これからの“挑戦的な”世界では,自ら学ぼうとする意志や進み続ける決意といった「気質」と,注意深さ,自立心,高潔さなどの「特質」が求められるとし,それを学生に身につけさせるため,「つながり」「世界への関心」「内省」「体験」などをキーワードとする「エコロジカルなカリキュラム」を提唱し,「学生が世界に挑戦できるように手助けする必要がある」と強調しました。
 続いて,向井康比己大阪教育大学副学長の司会進行で,バーネット教授,安東茂樹京都教育大学副学長,宮下俊也奈良教育大学学長補佐,篠原康正文部科学省外国調査官をパネリストとしてディスカッションが行われました。パネリストからは「学位に成績評価が記載される英国では,昔は学位が重要だったが,今は大学ブランドが重要になった」「教育方法を変えることで専門科目でも特質と気質は習得できる」「学生を挑戦的な環境におくようにしていかなければならない」「学生を継続的に勇気づけることが重要である」などの示唆がありました。
 最後に,向井副学長が「グローバル社会で活躍できる学生を育てるために,バーネット教授が唱える『エコロジカルなカリキュラム』に取り組みましょう」と会場に呼びかけました。

ロナルド・バーネット教授
パネルディスカッションの様子

[左写真]ロナルド・バーネット教授

(広報室)