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運用担当部局:広報室広報係

外務省職員による外交講座「PKOを中心とした平和構築」を開催

 人間科学講座の山田正行教授の授業の一環として,外務省職員による「外交講座」が,11月5日(木)に柏原キャンパスで開催されました。本年度3回目となる今回は,総合外交政策局国際平和協力室首席事務官の横林直樹氏が,「PKOを中心とした平和構築」をテーマに講演しました。
 PKOとは,停戦状態の紛争地域における,国連による平和維持活動です。その役割は,停戦の監視,文民の保護,平和構築活動の促進など多岐にわたる一方,派遣要員の任務遂行能力の不足や,権限の制限など課題も抱えています。日本も,ミッションへの要員派遣,分担金の支払い,インフラ整備支援など,多方面で貢献していますが,横林氏は「これまでは活動の幅が制限されていたが,安保法制の成立により,ようやく在外邦人救出やNGOや国連関係者等への駆けつけ警護が可能となりました」と語ります。また,今後PKOにおける日本の役割については,「国際社会の一員として評価されるには,財政的支援だけでは不十分で,人的,物資的な直接支援による貢献が求められています」と見解を述べました。
 講演後は,山田教授に加えて,国際政治・外交に関心を寄せる学生8人との昼食を交えた懇談会が開かれました。「なぜこれまで在外邦人救出ができなかったのか?」「南沙諸島問題における外務省の見解は?」「今このタイミングで,安保法制を整備する必要性は?」など,昨今の国際情勢をめぐる率直な質疑応答が交わされました。
 授業・懇談会に出席した学生の一人は「賛否ある安保法制議論について,外交の最前線で働く人の見解を聞くことができ,とても貴重な時間でした。グローバル化の渦の中で,日本に求められていることは何なのかを考えるきっかけにもなりました」と感想を寄せています。

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[左写真]外務省の横林直樹首席事務官
[右写真]講演の様子

(広報室)