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運用担当部局:広報室広報係

「ベトちゃんドクちゃん」のグエン・ドクさんが本学学生と交流

 特別講義「国際交流実践から学ぶ~ドクさんとの交流を通して~」が,11月10日(火)に柏原キャンパスで開催されました。同講義は,美術教育学生の国際的資質の向上をはかるプロジェクトの一環として,大学院開講「現代的教育課題とアート」で実施され,河内長野市立美加の台中学校の内本年昭教諭を講師に招き,ベトナムでの体験を通した平和教育について学びました。
 内本教諭は,7年前のベトナム旅行時に,結合双生児「ベトちゃんドクちゃん」の日本の母と呼ばれる女性と交流したことをきっかけに,平和教育に取り組むことを決意します。その女性との出会いから,グエン・ドクさんを紹介され,自身が務める中学校でのテレビ会議授業を実現しました。「枯れ葉剤を散布したアメリカをどう思うか?」という生徒からの質問に対して,「アメリカだけでなく,世界の国々に言いたいことは,戦争をなくしてほしいということです」とドクさんが答えたやりとりは,新聞などで大きく取り上げられました。
 内本教諭はその後もドクさんと交流を続け,3年前にはホーチミン市で開催された,「枯れ葉剤作戦を記憶する日51周年」のチャリティー歌番組で,ドクさんと内本教諭が共同作詞した平和を願う歌『いつも僕の中に』をドクさんとともに合唱しました。
 そんな日本の兄と慕われる内本教諭の計らいにより,今回,ドクさんと本学学生9人とのスカイプを通した交信が実現しました。ドクさんは,学生からの「生きるということはどんなことだと思いますか?」との質問に,「生きることは協働すること。つらさを乗り越え,支えられる側から支える側にまわり,楽しく生きられるようにがんばる」と語りました。また,「世界平和のためにできることは?」という問いには,「3年前にチャリティー団体を設立し,貧しい人や障がいのある人など,生活に困っている人たちに対して支援をしています。今後も,メディアを通した派手なPRではなく,地味でも実質的な支援を続けていきたい」と力強く答えました。
 出席した学生のひとりは,「教科書の中の存在だったドクさんと話せて嬉しかったし,内本先生の生き方に感動し,自分のライフデザインを考えなおそうと思いました」と興奮気味に語っていました。

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[左写真]ベトナムにおける平和教育の取り組みを紹介する内本教諭
[右写真]グエン・ドクさんと学生との交信

(広報室)