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    本学大学院生が有機分子エレクトロニクスの国際会議でベストポスター賞に輝く
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運用担当部局:広報室広報係

本学大学院生が有機分子エレクトロニクスの国際会議でベストポスター賞に輝く

 「有機分子エレクトロニクスに関する国際会議」が5月18日(水)から20日(金)の期間に新潟大学で開かれ,教養学科大学院総合基礎科学専攻1回生の松本彩希さんのポスター発表がベストポスター賞に輝きました。発表タイトルは「金属蒸着選択・変調現象の金属種依存性-有機デバイス応用を目指して-」です。
 有機分子の「ジアリールエテン」は,紫外線をあてると構造が変化して,無色から有色になり,さらに可視光をあてると,有色から無色に戻る性質があります。分子ナノ光学研究室では,基板の表面にこの分子で膜を作り,そこへ蒸発させた金属を付着させると,有色・無色でその付着状態が変化するという「金属蒸着選択性」を世界で初めて発見し,研究を進めてきました。この現象は,マグネシウムでは起こるが銀では起きないというように金属の種類によって反応が異なり,その原因はこれまで未解明でした。同研究室に所属する松本さんは,この分子に付着しやすい金属の性質を調べ,その結果,金属の蒸気圧が高いものほど付着しにくいことを解明しました。この技術を応用することで,より微細な半導体メモリ情報の記録・消去が可能になると期待されます。
 受賞にあたって松本さんは,「約1年間の研究成果が形となってうれしい。英語での発表でしたが,学部生時代から国際学会などで場数をふんでいたので,よどみなく自分の考えを伝えられました」と笑顔を見せました。

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 指導教員の辻岡強教授は,「修士での活動はまだ始まったばかりなので,これに満足せず,研究も語学勉強も頑張って」と激励しました。

[写真]受賞した松本さん(左)と指導教員の辻岡教授

(広報室)