Facebook 大阪教育大学ページ YouTube OKUChannel Instagram 大阪教育大学
運用担当部局:広報室広報係

「勝ち組?負け組?」障がい者就労支援事業所所長が講演

 障がい者福祉事業所「紙再生工房」を運営している前橋誠士さんが,7月15日(金),本学一般教養科目「健康科学への招待」の授業でゲストスピーカーとして登壇し,1回生を中心に約120人が受講しました。
 前橋氏は,大阪市平野区に構える工房で,知的障がいのある人々とともに,牛乳パックをリサイクルした手すき再生紙製品を製造・販売し,障がい者就労支援事業を推進しています。
 今秋,約20年ぶりとなる高校の同窓会への招待を受けたとき,前橋氏は「幹事が髪の毛がサラサラで,東京でバリバリと働いている“勝ち組”の人だった」という理由で,「自分が一人浮くんじゃないか」「どうすれば彼に勝てるだろう」と悶々としたといいます。それを友人に話したところ,「思い込みではないか」と指摘され,「自分が自分に偏見を持っている」ことに気づきました。「このような思い込みや先入観は,誰にでも,どこにでもあるもの。せめて自分で自分に抱くものだけでも,減らすなり緩めることができた時,今より良いことが自然と増えるのではないか」と語り,自分自身のことに思いめぐらしてほしいと呼びかけました。
 講演後の質疑では「偏見を持って見てしまいがちだが,どうしたらいいか」と学生に問われ,「なくせないし,なくさなくてもいい。いじめはダメだが,まずは話してみることから始めては」と答えました。
 受講した学生からは「偏見や思い違いは,他者だけでなく自分自身に対してもあるのではないか,という考え方は,講演を聴くまで思ってもみなかった」「時々,自分を振り返り,客観的に見つめ直すことも大切だと感じた」などの感想が寄せられました。

*
*

[左写真]学生に語りかける前橋氏
[右写真]1年生を中心に約120人の学生が参加

(広報室)