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運用担当部局:広報室広報係

「教育の情報化とICT活用」をテーマに教師塾「教師の学び舎」を開講

 「教育の情報化とICT活用指導力」をテーマに,高校教員向けの教師塾「教師の学び舎」第4クールを5月7日(土),6月4日(土),7月9日(土)の3回にわたり天王寺キャンパスで開講しました。講師は,情報教育やメディア教育を専門とする本学連合教職大学院の寺嶋浩介准教授が務めました。
 「教師の学び舎」は,府立高校教職コンソーシアム(*)加盟校の教員を対象とする教師塾で,授業力の向上や生徒理解などをテーマとする3回完結の講義を提供し,実践力向上や得意分野の開拓に役立てることを目的としています。
 寺嶋准教授は第1回授業で,教育の情報化には(1)教科指導におけるICT活用,(2)情報教育,(3)校務の情報化の3分野があるとし,2020年に向けた教育の情報化の動向やICT活用指導力とはどのようなものかを解説しました。第2回は,小学生・中学生対象の情報活用能力調査の問題を実際に解いてみて小学生の正答率を予想したり,学校種ごとのタブレット端末の活用状況について予測したうえで実際の調査結果と比較したりして,自分の認識と実際の状況との違いを確かめました。第3回では,ICT教育を広めるための教員研修についてグループワークを行いました。自身がこれまでに参加した研修でよかったと感じたのはどんなものだったかを出しあい,研修参加者のニーズに合わせた,主体的に学ぶことのできる研修デザインについて検討しました。
 また,第2回の授業では特別講演として,長年大手総合商社に勤務した後,日本ケンタッキー・フライドチキン株式会社(現日本KFCホールディングス株式会社)の専務としてグローバル企業の経営を担うなど,世界を舞台に活躍してきた長井哲郎氏が,「世界の人たちと共に働ける人材の育成」をテーマに講演しました。長井氏は「日本が直面する少子高齢化社会では,人手不足や消費不足が進むことになる。多種多様な人材が適材適所で活躍することが必要」としたうえで,日本人には困難を乗り越える経験や実践的語学力,話題やマナーも必要だと説きました。教育者である参加者に対しては「多様性を受け入れ,世界の人々と歴史を共有できるグローバルマインドをもった子どもを育ててほしい」と期待を寄せました。
 最終日には,参加者全員が輪になり,各自が抱く「ミッション(使命)」「ヴィジョン(展望)」「パッション(情熱)」のいずれかを発表し,教育にかける思いを共有しました。
 参加者からは「自分のICT活用にしか目を配っていなかったが,全体へ還元することが自身の成長にも生徒のためにもなるとわかった」「学校のICT環境整備が必要であることを管理職と話したい」「誰でもICTを使おうと思える方法を自分が起点となって発信していきたい」などの感想が寄せられました。

(*)府立高校教職コンソーシアム…すぐれた資質を備えた次代を担う魅力ある「教員」を育てるために,大阪府内の32府立高等学校間で平成26年末に結成。本学をはじめとする教育系大学と連携している。

講師の連合教職大学院の寺嶋浩介准教授
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グループワークに取り組む参加者たち
自身の「ミッション」を発表する参加者

[左上写真]講師の連合教職大学院の寺嶋浩介准教授
[右上写真]講演する長井哲郎氏
[左下写真]グループワークに取り組む参加者たち
[右下写真]自身の「ミッション」を発表する参加者

(広報室)