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運用担当部局:広報室広報係

フィンランド・イタリアで海外教育実習を実施

 第二部(天王寺キャンパス)の院生・学生を中心とした海外教育実習プロジェクトチーム11人と教員4人が,9月25日から10月7日までフィンランドのユバスキュラ大学,オーボ・アカデミー大学附属実習校,イタリアのベネチア大学などを中心に,5つの小中高校と教育機関を訪問し,授業実践や調査研究などを行いました。
 同プロジェクトは,CLIL(※)の理論を応用して,理数・体育・美術・文化等の授業を英語で発信する取り組みです。なお,「異文化リテラシー」「教える英語力」にも寄与するとして,独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)より6年連続で奨学金を受けています。
 学生たちは,本学協定校であるフィンランドのオーボ・アカデミー大学の附属小・中学校で,グン・ヤコブソン校長の授業指導を受けました。ユバスキュラ大学では, CLIL研究の世界的な第一人者であるタルヤ・ニクラ教授から,同大学の言語センターの外国語プログラムとCLILにおける談話分析法を学びました。イタリアでは,ヨーロッパ唯一のCLIL教員養成コースを持つカ・フォスカリ大学において,メアリー・クーナン教授と博士課程院生との討論会を行いました。またフィンランドやイタリアの小中高校で,3班に分かれ,「バスケットボール&ICT」,「カルタ&ことわざ」,「空気の圧力」と題して,CLILの手法を用いた授業実践を行いました。
 今回の実習と視察について,学生からは,「フィンランドのデジタル学習の先進性やCLIL指導者の研修が行き届いていることに驚いた」「教育改革が,教師の手によって工夫されている」などの感想がありました。
 帰国後に行った同プロジェクトの報告会には,東京,愛知,京都などから, 研究者,教員,大学生など,約50人が参加しました。学生らは,模擬授業や英語学習など現地での授業実践のためにどのような準備を行ったかを報告し,実際に使用した教材やビデオなどを用いて,現地で得た手ごたえや苦労したことなど13日間の経験を語りました。また今回から,管理職や指導主事をめざす現職教員も教職大学院の院生として同プロジェクトに参加しており,学校経営や教育政策に関する質疑もありました。
 参加者からは,「CLILを活用した訪問授業が,フィランドやイタリアの生徒を引きつけ,しっかり考えさせ,生徒の意見を生き生きと引き出していることに感銘を受けた」との感想があり,3つの授業を早速やってみたいと教員や学生らに具体的な実験道具や指導法を尋ねていました。

(※)CLIL(Content Language Integrated Learning):内容言語型統合学習。理科や社会などの教科学習と,英語の語学学習を統合した学習法。

授業で使ったカルタを手にする学生ら
バスケットボールの授業の様子
空気の圧力を学ぶ授業の様子
報告会の様子

[左上写真] 授業で使ったカルタを手にする学生たち
[右上写真] 全身を動かしながら英語を学ぶバスケットボールの授業の様子
[左下写真] 空気の圧力を感じる実験道具ラバーシートを使った授業の様子
[右下写真] 報告会の様子

(大学院連合教職実践研究科・第二部)