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運用担当部局:広報室広報係

リオパラ競泳メダリストの木村氏を迎え人権教育シンポ

 リオパラリンピック競泳(視覚障害)のメダリストである木村敬一氏(東京ガス)を迎え,人権教育全学シンポジウム「パラリンピックと障がいのある人・支援する人」を12月8日(木),リビエールホール(大阪府柏原市)で開催しました。
 木村選手は2歳の時に病気のため視力を失い,母親の勧めで10歳からスイミングをはじめました。北京,ロンドンに続き,リオデジャネイロパラリンピックに出場。50m自由形・100mバタフライで銀メダル,100m平泳ぎ・100m自由形で銅メダルの計4つのメダルを獲得し,12月7日に発表された「第1回パラスポーツ賞」(読売新聞社制定)で大賞を受賞するなど,2016年で最も輝いたパラスポーツ選手の一人です。
 銅メダルを獲得した100m自由形決勝の映像が会場に流れ,木村選手が登場。「金メダルを目標に挑んだリオ大会で,序盤に思うような結果が出せなかった。100m自由形予選のときには,肉体的にも精神的にもボロボロだった」と振り返り,「予選は7位だったが,周囲のサポートのおかげで気持ちを切り替えることができ,決勝で挽回して銅メダルという結果を残せた。コーチや仲間,サポートしてくださった沢山の方に感謝している」と話しました。
 また,木村選手のパーソナルコーチをつとめる野口智博氏(日本大学文理学部体育学科教授)が,東京オリンピック・パラリンピック開催決定後の障がい者スポーツの現状,木村選手に対する指導やサポート体制,東京パラリンピックに向けた期待を述べました。そして「木村選手の素晴らしさは,言い訳しない,練習を休まない,限界を作らないことだ」と語りました。
 続いて,脳性麻痺を抱え,車いすで通学する山森一希さん(特別支援教育3回生)が登壇しました。山森さんは中学生の時から車いす陸上を続けており,陸上を通じて「風を感じる」こと,そして多くの先輩と出会えたことが何よりの喜びだと語りました。
 この後,木村選手,野口氏,山森さんと,本学障がい学生修学支援ルームコーディネーターの池谷航介特任准教授によるパネルディスカッションが行われ,障がい者スポーツに求められる支援のあり方が語られました。山森さんは「危ないからと止められると何もできない。止められなかったことが今につながっている」と語り,野口氏は「一人では移動やトレーニングもできない。多くの人々に支えられながら日々戦っている」,池谷准教授は「チャレンジしたいという気持ちを奪わないように,チャレンジに支援を合わせていくことが重要」と語りました。木村選手は東京オリンピック・パラリンピックに向けて「競技スタンドが満席になることが夢。日本の皆さんに興味を持ってもらい,来てもらえるように,圧倒的な強さを示したい」と抱負を述べました。

講演の様子
木村敬一選手
山森一希さん
パネルディスカッションの様子

[左上写真]講演の様子
[右上写真]木村敬一選手
[左下写真]山森一希さん
[右下写真]パネルディスカッションの様子

(広報室)