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運用担当部局:広報室広報係

元防衛審議官を招き、日米安保をテーマに講演会を開催

 政策研究大学院大学シニアフェローの徳地秀士氏を招き,日米安全保障体制をテーマにした講演会を1月10日(火)に柏原キャンパスで開催し,学生教職員あわせて80人が参加しました。
 講演者の徳地氏は,元防衛審議官の経歴を持ち,長年,日本の安全保障政策と日米の安全保障条約に関わる実務の最前線に携わっていました。
 徳地氏は,まず,日本と東アジアの平和と安全の維持に日米同盟が果たした役割の大きさを指摘し,日米同盟があったからこそ地域の安定がこれまで実現してきたと述べました。また日米同盟は冷戦下において形成され,機能してきたことから,冷戦終了時には廃棄すべきだという主張もあったと振り返り「実際には,冷戦後も日米同盟が維持されたことが,その後のアジアの安定に寄与してきた」と評価しました。
 次に中国の台頭に言及したうえで,トランプ新政権になっても,地域の安定と不測の事態への抑止力として,日米同盟の重要性は今後も変わらないと強調しました。そして,これからも日米同盟を維持していくためには,日本側は在日米軍基地の諸問題に対して,アメリカ側はアメリカだけが一方的に日本の防衛義務を負っていることに対して,それぞれ不公平感を抱いていることが課題であると指摘し,そのような相互の不公平感を軽減する努力が必要であると述べました。
 最後に,「日本の平和と安全は,アメリカに一方的に依存しているのではなく,日米がお互いに協力しあって成り立っている。それはこれまでも,これからも変わらない」と締めくくりました。
 参加者からは「実務体験に裏打ちされたお話を聞けたのは貴重な機会だった」などの感想が寄せられました。

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[写真右]講演する徳地氏

(教養学科)