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運用担当部局:広報室
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 みなさん、あけましておめでとうございます。
 令和になって初めての年明けということで、国内全体で新しい時代を迎える歓迎の雰囲気が広がっていることを,テレビ等を通じて感じています。本学も穏やかな雰囲気で過ごせることを願うが、世界の情勢は必ずしもそういう状況ではないと思っています。昨年の年頭挨拶の場で、イスラエルの学者のハラリが自らの著書で述べている事柄をもとに、世界の情勢の変革状況について話しました。この1年の間にハラリが唱えていることが世界で大きく取りあげられ、時代の節目で重要な指摘をしているという受け止め方に変わってきています。なぜ、昨年と同じことを繰り返し話すかというと、本学は、日本の学校教育の根幹を支えていく組織であり、世界で行われている議論の重要な部分をお話しする必要があると考えるからです。

 私達が今後行おうとしている取組の1つは、20年来取り組んでいるグローバル化に対応していくという取組み、もう1つは、大阪全体を含めた地域の教育に、深く関わっていくという取組みです。この2つは相反する内容を含んでいますが、これからの学校教育の在り方を考えるときに、この取組みのどちらも欠かすことがは出来ないと私は考えています。私達の仕事の重要な部分は、学校教育を支えるということですので、そのことを地域と離れて取り組むことはできません。また、本学が大阪を含む関西全体の地域を支えることで、世界のグローバル化に貢献していると考えるべきだと思っており、私も限られた時間の中で、大阪の教育に貢献するために、自分にできる活動をしているつもりです。特に学校教育に関しては、学校現場と、それを支えている教育委員会との連携をこれまでよりも深く、強くすること以外に方法は無いと思っています。そうした取組を、我々のような学校現場を支えている教員養成大学の仕組みの中にも導入すべきであり、強化していくことが重要と考えています。
 これまで2年単位で非常に激しい学内の組織改革を行ってきましたが、皆さんのご支援があって出来たことだと思っています。また、教育担当理事から、情報関係の全体を統括できるIRの機構を構築すること、評価体制を作り直すことがどうしても必要であるという意見を受け、今年は、こうしたことを含め、学内の組織改革を引き続き強化していく必要があります。
 今後、文部科学省は客観的なデータに基づく評価をもとに、各国立大学の存続について考えなくてはならない段階にきています。そして、私は国立大学の多くは消えていくと考える一方、その状況の中で、本学は残る必要がある大学だと考えます。そのためには、大学として、何をして、社会においてどのような貢献をしていくかを教職員ひとりひとりが考える必要があります。また、本学の教員、事務職員、附属学校園に関わる皆さんは、非常に優秀だと自信を持っていますし、その力を発揮する必要があるとも考えています。
 これからしばらくの間、色んなことで無理をお願いすることがあると思いますが、本学全体が抱えている使命を果たしていく必要があるということをご理解いただき、ご協力いただきたい。新年早々厳しい話で恐縮ですが、今年から始まる学内の組織改革は厳しい課題を突き付けられていますので、引き続きご協力をお願いし、これをもって年頭のご挨拶とさせていただきます。今年一年どうぞよろしくお願いします。

2020年1月6日
大阪教育大学長
栗林 澄夫