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運用担当部局:広報室広報係

附属池田小学校における産学共同実証事業について

2016年2月17日
国立大学法人大阪教育大学
大阪教育大学附属池田小学校
株式会社東芝
株式会社増進堂・受験研究社

 
大阪教育大学附属池田小学校における産学共同実証事業
「楽しさひろがる英語学習」×「学びつながるクラウド環境」教育実践モデルへの取組み

 国立大学法人大阪教育大学(所在地:大阪府柏原市、学長:栗林澄夫 以下大阪教育大学)、株式会社東芝(本社:東京都港区、代表執行役社長:室町正志、以下東芝)、株式会社増進堂・受験研究社(本社:大阪市 代表取締役社長:岡本明剛 以下受験研究社)は、大阪教育大学附属池田小学校(校長:佐々木靖 以下附属池田小学校)にて、ICTを活用した英語教育及びクラウド活用に関する産学共同実証事業を本日から開始し、2017年3月まで実施します。

 本事業では、平成32年度(西暦2020年度)より小学校課程での教科化が予定されている英語教育に向けて、「楽しさひろがる英語学習」として、受験研究社の紙ベースの英語教材を大阪教育大学 教育学部 吉田晴世教授の監修のもと、デジタル化し、児童一人ひとりに貸与されるタブレットでの学習効果を検証します。教材のデジタル化にあたっては、英語を耳で聞きながら絵や文字と結び付け視覚化したり、自らの発音を録音し振り返り学習を行うことにより自らの成長を実感するなど、児童が楽しく学べる環境を整えることを目指します。

タブレットPCで英語を学習する児童の写真

タブレットPCで英語を学習する児童

 また、「学びつながるクラウド環境」として、クラウド型教育支援システムを導入することにより、学校と家庭をつなぐシームレスな学習環境を実現します。学校や家庭での学習履歴をクラウド上に保存することが可能で、一人ひとりの理解度に応じた個別適応型デジタル教材の開発に受験研究社を中心として産学共同で取り組みます。

 附属池田小学校は、大阪教育大学英語教育講座と連携して、英語専科教員とAET(注1)による英語授業を行っており、今回、導入するタブレットを活用した、フォニックス(注2)などの新たな学習法を導入します。また、大学や企業と協力してモジュール学習(注3)や持ち帰り学習に対応した教材の開発を行います。

 本事業では今後、東芝の持つ音声技術(音声認識・音声合成)や文字認識技術を活用することで児童がタブレットを使って英語の聞き取りや文字表記を学習できるようにするなど、新たな学びと指導の研究に取り組みます。

 本事業における取組みについては、大阪教育大学 教育学部 吉田晴世教授が監修し、その構築と運用を企業が支援する体制となります。ICTを活用した新たな指導方法の研究成果については、大阪教育大学より国内および国外に向け情報発信します。

 なお、附属池田小学校では2/27(土)に教育関係者向けの公開授業、および本事業の取組みを紹介する研修会を以下の通りにて開催します。

 研修会名:平成27年度 大阪教育大学附属池田小学校研修会
       つむぎあう授業 ~思考をひらき、学びをふかめる指導言~
 開催日時:平成28年2月27日(土) 8:50~16:30
 開催場所:大阪教育大学附属池田小学校
 案内申込:http://www.ikeda-e.oku.ed.jp/wp-content/uploads/2015/12/20151218.pdf

英語の授業の様子
算数の授業の様子

タブレットPCを活用した授業の様子(左=英語、右=算数)
 

 

プロジェクトにおける役割

大阪教育大学

 次世代に向けたICT活用教育の指導方法を研究します。
 附属池田小学校において新たに取り組む指導方法の研究成果について、これを国内外に向け発信します。特に、小学校課程での教科化が予定されている英語教育に付き、ICTを活用した学びと指導の研究に注力します。

附属池田小学校

 タブレット&教育クラウドを活用した授業の研究を行います。
 学校と家庭を結ぶシームレスなクラウド型教育支援システムによる、学習履歴および学習効果を測定・分析し、個別適応型デジタル教材の開発、新たな指導を検討します。

東芝

 手書き入力可能なタブレットPC「dynabook Tab S80」を含めた学校ICTハードウェアを提供します。また東芝が新たに開発したクラウド型教育支援システムを提供し、学校と家庭を結ぶシームレスな学習環境の実現に向けたシステムの開発を行います。東芝の持つ音声技術(音声合成・認識)および文字認識技術を英語の聞き取りや文字表記などの学習にも応用し、小学校課程における英語教育を支援します。

受験研究社

 受験研究社が持つ多岐に渡る教材をデジタル化し、クラウド型教育支援システムで提供します。
 学習履歴の収集と分析を通じ、児童一人一人の学力に応じた個別適応型デジタル教材や、学校と自宅での学習をシームレスに繋ぐ事で学力の向上が期待できる教材や仕組みの開発に、学校・東芝と共に取り組みます。英語教育に関しても、従来の紙の教材には出来なかった、音声認識や文字認識などの技術を活用した先端的な教材の開発に取り組みます。

 

(注1)AET:Assistant English Teacher 英語指導助手。日本人の英語教師とチームで授業を行う外国人講師。
(注2)フォニックス:phonics 初等英語教育において、綴り文字と発音の関係を学ばせる指導法。英語の「音」を「文字」に結びつけるためのルールを学ぶ。
(注3)モジュール学習:モジュールは時間等の「単位」を意味し、モジュール学習とは10分、15分などの時間を単位として取り組む学習形態。現在多くの小学校において、例えば始業前の毎日15分を充てた「朝読書」や「算数ドリル」などが行われている。

 

本資料についての問い合わせ先

国立大学法人大阪教育大学 広報室 吉田
電話:072-978-3344
電子メール:kouhou@bur.osaka-kyoiku.ac.jp

株式会社東芝 広報・IR室 内田
電話:03-3457-2100

株式会社増進堂・受験研究社 常務取締役 岡本
電話:06-6532-1581