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運用担当部局:広報室広報係
学校教育教員養成課程技術教育専攻 1回生 吉川喜久さん

 高校生まで水泳一筋でやってきた吉川喜久さん。大学でも水泳を続けようか迷っていた時、先輩から言われた「大学生でしかできないことをやった方がいい」という言葉にはっとします。「これまで水泳がメインの生活で、学校行事に深く関わることができませんでした。『大学でしかできないこと』を考えてふと浮かんだものの一つに、大学祭実行委員がありました」。水泳を辞めるなら、水泳と同じくらい価値のあることをやりたいと考えるようになります。

 そんな時、5月に行われた春季大学祭「五月祭」で 、英語・芸術・国語など5つの専攻から集まった50人ほどのグループのまとめ役となります。各専攻の代表者と話し合いを重ね、出店したサムギョプサルの店は好評を得ました。「人前で話したり、まとめたりするのは得意。好きなことをやって感謝されるのはすばらしいことだと強く感じました。それに、ただ参加するだけでなくまとめ役をやったことで、他専攻の人ともより仲良くなれました」。この経験から、大学祭実行委員になろうという気持ちが固まります。

五月祭の様子

 今は11月に実施する大学祭「神霜祭」を盛り上げるべく奔走する毎日です。昨年は実行委員がたった3人しかおらず、縮小傾向にある大学祭を、自分たちの代でなんとかしたいと手を尽くしています。少しでも資金を集めるため、3年ぶりに渉外を復活させ、夏休みを利用して大学周辺の企業やお店に電話や訪問を繰り返し、大学祭パンフレットに広告を出してもらうことができました。「他大学の学園祭委員との会議や交流会がある度、大教は人数が圧倒的に少ない、お金も少ないと痛感します。でもまだまだできることは絶対ある」。どんどん新しい提案をし、できることは自分たちから動くことにしています。
 その熱意の源は、「学校が大好き」というシンプルな思い。教師を志したのもずっと「学校」に関わっていたいという気持ちからでした。物づくりが好きで、技術教育専攻を選びました。「工学部と教育学部の中間のような専攻で、グループワークが多く、チームに分かれてレゴブロックでロボットを作ったりもしました。講義の授業でも先生が問いかけると、皆で意見を出します。ただ聞いているだけではなく参加型の授業が多いです」。1回生9人という少人数ならではのアットホームな環境だと言います。
 2回生になったら、遠隔地実習に行くことを目標にしています。遠隔地実習とは、山間部や離島などにある学校での実習です。「厳しい選考があるそうなので、選ばれるためにいろいろな経験を積んでおきたい」と 、学習塾でアルバイトをしたり、小学生対象の工作キャンプにボランティアとして参加したりと積極的に行動しています。そのほか、今後挑戦することとして、読書をあげます。「受験勉強はしてきたけれど、教養や一般知識は正直言ってあまりないです。文章を考えるときも、どういう言い回しをしたらいいのかわからないと思うことがあります。教壇に立ったら辞書はひけないので、今のうちに知識を増やしておきたい」

大学祭実行委員のミーティング

 来年は大学祭実行委員の委員長になることが決まっています。「今1回生なので、これから3回神霜祭をやっていくことになります。会議や意見交換をするたびに、改善点をメモしていて、次回に活かしていきたいことがたくさんあります」と 、3年かけて、自分も大学祭もレベルアップすることを心に決めています。同時に、活動を通して他専攻や他大学の人と出会いも大事にしたいと目を輝かせます。「せっかく、同じ教員志望の人がたくさんいる大教大に入ったのだから、将来先生同士の繋がりにしていきたい」。あふれる情熱と行動力で、大学4年間を走り抜けます。

 

「TenYou ―天遊―」vol.39インタビュー&メイキングムービー

(2016年9月取材)

※掲載内容はすべて取材当時のものです。