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運用担当部局:広報室広報係

「五月祭」で学生が被災者支援と啓発活動

 特別支援教育専攻の大学院生,特別支援教育教員養成課程・特別専攻科の学生は,5月20日(金)から22日(日)まで,柏原キャンパスで開かれた「五月祭」の展示教室において,東日本大震災で被災した障がい者(児)の支援活動と啓発活動に取り組みました。
 教室では,被災障がい者(児)の状況を伝える新聞記事を掲示するととともに,啓発用に制作したクリアファイル『HOPE for JAPAN~共によりそう』(写真)を販売しました。制作費を除いた売り上げ分を被災障がい者(児)支援のために使用する活動です。3日間で会場を訪れた約100人の来場者に,障がいを受けた子どもたちの実態を訴えるとともに,クリアファイルを670枚販売することができました。また,教室に設けたボードには多くのメッセージや絵の書き込みがありました。
 主催は,特別支援教育教員養成課程の学生等と特別支援教育講座の教員約80人で構成される「東日本大震災被災障がい者支援プロジェクト」で,4月11日(月)に発足しています。このプロジェクトが生まれた背景は次のようなことでした。

啓発用に作成したクリアファイル

 特別支援教育教員養成課程では,震災発生後すぐに,院生,特別専攻科の学生,学部生等数名が,各々のルートで宮城県東松原市,石巻市,岩手県陸前高田市等の被災地に入り,ボランティアをしました。現在も,NPO法人と連携し,被災地の児童・生徒の学習支援等を行っている学生もいます。このような様々な学生の熱い思いを受け,教員と学生が一体となったプロジェクトが発足したのです。
 代表者の吉川悠貴さん(大学院教育学研究科 特別支援教育専攻2回生)は「展示などによってぼくらの活動を伝えることができたように思います。そして,被災地で障がい者たちが困っていることを知ってもらえたのではないか」と話していました。今後の取り組みについて,共同代表の楠敬太さん(同)は「メンバーが夏休みに被災地に行き,現地の学校で,障がいのある子どもたちの学童保育などに取り組む予定です。そして一連の取り組みを秋の神霜祭(11月,大学祭)に集約し,全学に発信したい」と意気込んでいます。
 このプロジェクトでは,(1)被災地のニーズの把握・ネットッワークづくり,(2)啓発活動・募金活動等による支援,(3)長期休暇を活用した被災障がい児支援,(4)被災障がい児の状況を伝える授業の教材化・被災障がい児対応マニュアルづくり,という4つの柱を設け,取り組みを進めようとしています。学生をサポートし共に取り組みを進めている本学教員の一人,冨永光昭教授(特別支援教育講座)は「五月祭は,その第一歩で,これから何よりも被災地の方の思い・ニーズに応えることを最優先にし,特別支援教育の専門性を生かす形で学生と大学教員が一緒になって,長期的継続的支援を行っていきたいと考えています。この輪が学内外に広がっていけばいいですね」と話しています。
 クリアファイルは残部があり1枚200円で販売しています。入手希望の方は,冨永研究室へお問い合わせください。tel072-978-3480。

展示教室での支援活動の様子
教室掲示の様子

(企画課広報室)