携帯ウェブサイト
運用担当部局:広報室広報係

本学の教員が福島県内で放射能被ばくのスクリーニング検査に派遣

 教養学科自然研究講座の鵜澤武俊准教授は7月22日(金)から5日間,東日本大震災の被災地・福島県南相馬市内で「住民一時帰宅に係わる緊急時被ばくスクリーニング」に文部科学省の要請に応え派遣されました。同准教授が本学の放射線取扱主任者を務めていることから派遣要請が行われ,6月に続いて2度目となります。
 東京電力福島第一原子力発電所事故による放射能汚染が広がり,警戒区域から避難している住民は順次一時帰宅を行っています。警戒区域内に立ち入った避難住民の健康を守るため被ばくの有無を確認する「スクリーニング」検査が必要となり,全国から放射線に関する経験と知識のある教員らが派遣されています。

鵜澤武俊准教授(教養学科自然研究講座)

 

 鵜澤准教授は,大学に備品として備えられている「GM管式サーベイメーター」(携帯用放射線測定器=写真)を持参し,現地での業務に当たりました。また,自身の被ばく線量を計るため「ポケット線量計」も持参し,滞在期間中の積算線量を計測したところ,1日当たり3~5μSv(マイクロシーベルト)という数値を計測し,大阪での1日の積算線量の平均値(1μSv)を少し上回っていました。
 鵜澤准教授は,住民一時立入中継地点において他の大学教員と6人のチームを組み,避難住民に対する「スクリーニング検査」の作業を担当しました。全体で1日約1,000人の対象者を分担して検査を行い,避難住民,付き添いの方合わせて,1チームで1日当たり約50人のスクリーニングを行いました。
 同准教授は「まだ一度も帰宅していない避難住民の方々が,対象者の40%おられるとのことでしたので,全員が無事に一時帰宅できることを祈っています」と話しています。

GM管式サーベイメーター(携帯用放射線測定器)
緊急時被ばくスクリーニングの様子

(企画課広報室)