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運用担当部局:広報室広報係

「大学図書館による教育の質保証への貢献」をテーマに連携事業を実施

 近畿地区四教育大学(京都教育大学・大阪教育大学・奈良教育大学・兵庫教育大学)附属図書館協議会は10月31日(水),大阪教育大学附属図書館2階まなびのひろばで,職員研修に関する連携事業として講演会「大学図書館による教育の質保証への貢献:期待される学習支援・教育支援サービス」を開催しました。
 大学教育における教員と図書館員の連携構築や,大学図書館が実施する学習支援・教育支援を研究している三重大学附属図書館研究開発室・長澤多代准教授を講師に迎え,講演の様子は京都教育大学・奈良教育大学へ双方向遠隔講義システムを用いて同時中継されました。大阪教育大学で兵庫教育大学からの参加者を含む25名,奈良教育大学で14名,京都教育大学で6名,計45名の参加がありました。
 講演で長澤准教授は,最初に大学教育の質保証について,単位の実質化や3つの方針(ディプロマ・ポリシー,カリキュラム・ポリシー,アドミッション・ポリシー)等の大学教育改革の流れを概説し,アクティブ・ラーニングへの転換が求められている大学にあって,「主体的な学習のベースとなる図書館の機能強化」が求められている,と述べました。
 学習支援については,各授業科目にカスタマイズした学習支援を設計することの重要性が指摘されました。具体的には,初年次導入科目で「一次資料・二次資料と図書館員」が図書館の3大資源であることを伝えたり,授業時間の一部を使って実施する支援(科目関連指導)で課題のテーマに関する支援内容を設計したり,「教える好機(=課題のテーマを設定した直後)」に支援を実施できるよう教員と相談したりすること等を,国内外の実例をまじえながら話しました。また,大学図書館の機能として,研究支援の認知度は高いが,学習支援や教育支援の認知度が低いと指摘し,教育支援として教員への直接的な働きかけが必要だと述べました。そのうえで,オリエンテーションやワークショップなどを通じて図書館や図書館員の役割に対する教員の認識の変化を促す国内外の取り組みを紹介し,学内の教育改革や教員の教育活動等から図書館に関するニーズを明らかにする方法,図書館内外で教員との連携を図る方法について提案しました。
 参加者からは,「大学教育全般と図書館の関わりについて整理ができた」「大学図書館の役割を考えるいい機会となった」「遠隔講義形式なので参加しやすかった」等の感想が寄せられました。

長澤多代准教授
京都教育大学会場の様子
奈良教育大学会場の様子
大阪教育大学会場の様子

[左上写真]長澤多代准教授
[右上写真]京都教育大学会場
[左下写真]奈良教育大学会場
[右下写真]大阪教育大学会場

(学術情報課)