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運用担当部局:広報室広報係

大阪フィルの佐々木常務がキャリアデザイン授業で講演

 大阪フィルハーモニー協会常務理事の佐々木楠雄氏が1月9日(水),本学の教養基礎科目「キャリアデザイン」の授業で講演しました。「逆境の中からの変革~大阪フィルハーモニー交響楽団(大阪フィル)の経営に携わって~」をテーマに,「職業観,人生観,仕事内容」「大阪フィルの経営」について語り,約90人の学生が熱心に耳を傾けました。
 佐々木氏は,橋下徹・前大阪府知事の改革によって府からの補助金全額カットなど“存亡の危機”にあった大阪フィルの経営再建の舵取りを任された体験談を話し,「確かに厳しい局面に立たされたが,大阪フィル自身の意識改革の着手に踏み出すきっかけになりました」とポジティブな経営思考を強調しました。
 さらに公益法人改革への対応で健全経営を至上命題とされた新たな問題や,3年間で財政的再建と自立を迫られている状況も報告し,「経営再建中の大阪フィルにとって,さらなる試練でした。大阪フィルの存在意義を内外にアピールするとともに,新たなファン層の開拓,理解者を増やすためのチャレンジに取り組んでいます。頑張りますので,大阪の芸術文化の灯を消さないために,皆様の応援をお願いします」と呼びかけました。
 また,関西電力のサラリーマンから大阪フィル協会に出向した自身の経験から,「学生のみなさんも社会人となると,どの分野に身を置いても経営感覚を問われる場面が必ずやってきます」と述べ,「オーケストラは指揮者と楽団員が心を1つにしてこそ素晴らしい音楽が生まれます。この関係は,学級経営に携わる教師と子どもたちとの信頼関係をつくることと通ずるものがあります」などとエールを送りました。
 学生たちは「連続して降りかかる試練から逃げ出すのではなく,努力と忍耐を重ね,飛躍の機会とした経験はキャリアデザインにつながると思いました」「民間企業でのキャリアがあったからこそ,逆風に向かっていくことができたと思います」「いろいろなことを経験しキャリアを積んでおくことが,困難を乗り越える力になるのだと感じました」などと感想を述べていました。

講演の様子
講演する佐々木楠雄氏

(総務企画課)