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運用担当部局:広報室広報係

“橋本メソッド”をテーマに平成25年度教員養成課程第1回FD講演会を開催

 平成25年度教員養成課程第1回FD講演会を7月3日(水),柏原キャンパスで開催しました。今回は,「大規模授業における主体的学びの実現に向けて~ヒントとしての橋本メソッド」と題して,“学生参加型FD”という新機軸や“橋本メソッド”の展開で知られる富山大学大学教育支援センターの橋本勝教授を講師に迎えました。教員養成課程以外からの参加者や学生も含め,約50人が熱心に耳を傾けました。
 橋本教授は“大学教育の質的転換”が打ち出された中教審答申から話を始め,多人数授業で“主体的学び”を追求する指導方法のヒントとして,自ら実践している“橋本メソッド”の概要について解説しました。
 「“知識伝授型”ではなく“知識獲得型”である」「対話力を重視し,授業の大半が質疑応答」「小学生のような活気を引き出す“場づくり”」などの特長や,3~4人のチームによる競い合いを取り入れたプレゼン方法などを説明。また,学生と教員の双方向ツールである“シャトルカード”の活用,成績評価の仕方,実践例など,具体的なイメージを提示しました。そのうえで,心構えの基本要素である(1)初めが肝心(2)成績に直結すべし(3)自由度を保障すべし(4)刺激を与えあうべし(5)できれば試験も楽しめるものに,成長のきっかけに―の極意を投げかけました。
 参加者からは「学生の自律性(自ら学ぶ)という視点を授業の中でどのように取り入れているのか」「授業に出席しても全く乗ってこない学生はどのくらいいるのか」「“橋本メソッド”は教養には向いていると思うが、専門性の高い科目には使えるのか」といった質問が出されました。橋本教授は「“橋本メソッド”をそのまま取り入れるのではなく,ヒントとして自分の授業にアレンジしてほしい」と強調するなど,活発な議論を繰り広げました。
 このあと,参加した教員が3~5人のチームに分かれ,「学生の主体的な学びを促進するためにとりあえず何ができるのか」をテーマにディスカッションし,プレゼンテーションの内容を競い合う“橋本メソッド”を疑似体験しました。
 最後に,教員養成課程長の石田雅人教授が「“シャトルカード”の活用や,“競い合う”という要素を取り入れるなど新鮮。本学でも先生方に明日からの授業に生かしてもらいたいアイデアがいっぱいでした」との挨拶で締めくくりました。

橋本勝教授
グループディスカッションの様子

(学術連携課,総務企画課)