携帯ウェブサイト
運用担当部局:広報室広報係

外務省職員が「人道支援」をテーマに授業で講演

 外務省職員が5月13日(火),本学教養学科の授業でゲスト講師として講演しました。人間科学講座の山田正行教授の生涯教育計画論Ⅰの一環で,講師を務めたのは国際協力局緊急・人道支援課課長補佐の越智友佳子(おち ゆかこ)氏です。「人道支援」をテーマに,歴史的な変遷や日本政府の取り組み,支援を取り巻く課題などについて,スライドを交えながら話しました。
 講演では,はじめに人道支援の起源を紹介し,人道支援の基本4原則「人道性・公平性・中立性・独立性」および主な人道支援機関の概要などを説明しました。次いで日本政府の人道支援について,2011年7月に南スーダン共和国が独立後,スーダンとの国境線をめぐる争いや反政府勢力との争いなどにより,大量の難民と国内の避難民が発生したことを契機に,外務省が「我が国の人道支援方針」を発表し,人道から開発までの多岐にわたる支援を展開したことを紹介しました。また,人道支援を取り巻く課題として,過去10年で人道支援要請額が約8倍に増加しているなかで,日本からの拠出金額は横ばい状態が続いていることなどを挙げました。
 越智氏は「緊急支援のみならず,復興支援から中長期的な開発支援まで,切れ目のない支援が重要」と強調し,その支援活動を貫いている「人間の安全保障」の考え方について解説しました。
 このあと,山田教授の授業を受講し,国際的な進路を考えている学生ら10名程度が越智氏を囲んで懇談しました。学生の1人は「人道支援というのはなじみがあまりない言葉だが,基本原則から法的枠組及び実例がわかり,視野が広がりました」と感想を述べていました。

講演の様子
越智友佳子氏

[右写真]越智友佳子氏

(教養学科)