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運用担当部局:広報室広報係

“赤鼻のセンセイ”が院内学級における発達保障の重要性を語る

 昭和大学病院で院内学級の担任を務め,ドラマ『赤鼻のセンセイ』のモデルにもなった副島賢和氏(昭和大学大学院保健医療学研究科准教授)が, 2月23日(月),教員養成課程棟C6-102教室で講演をおこないました。特別支援教育講座で病弱教育を専門とする平賀健太郎准教授のゼミ生と西遊子(*)に向けて開かれたもので,院内学級の子どもたちとのエピソードを交え,病弱教育の重要性について熱弁しました。
 院内学級とは,病院内にある特別支援学級を指します。副島氏は,ホスピタルクラウンの創始者で“赤鼻のドクター”ことパッチ・アダムスに憧れ,自らも赤鼻のピエロに扮して,入院している子どもたちに勉強を教えながら,病気を抱え,不安と希望に揺れ動く心に寄り添っています。講演の中で副島氏は「院内学級の目的は,子どもたちの発達を保障することです。自らの境遇から感情を爆発させる子どももいますが,感情自体に良し悪しはありません。そこから発達が促されるよう冷静に対処することがわたしの役割です」と語り,院内学級担任を志す学生には,「感情を受け止めすぎると,先生の側もつらくなってしまう。自身の感情を受け止めてくれる存在を見つけることが大事です」とアドバイスを送りました。
 副島氏の講演を受けて平賀准教授は,「学生には,自らのめざしている仕事が子どもたちに与える影響を再認識してほしい。わたしも病弱教育コースの担当教員として,これまでにも増して責任と自覚を持って指導していきます」と締めくくりました。
 教室では講演を聴き,涙ぐむ学生の姿も見られ,「ドラマのモデルとして以前から存じていましたが,まさか生で話を聴けるとは思いませんでした。わたしも院内でのボランティア活動をしていますが,金言をたくさんもらいました」と感動しきりでした。

*…本学学生および大学院生から構成される,病気の子どもへの教育や遊びに携わるボランティア団体

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[左写真]講演の様子
[右写真]“赤鼻のセンセイ”副島賢和氏

(総務企画課)