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運用担当部局:広報室広報係

障がいへの理解と意識啓発を目的とした研修合宿を実施

 障がい学生修学支援ルーム(以下,支援ルーム)が,研修合宿を9月1日(火),2日(水)の二日間にわたって柏原キャンパスで実施し,支援利用学生と支援協力学生24人が参加しました。「知らないことを知る,知らない人に伝える,共に考える」をテーマに,学生が日々の生活に潜む諸問題に気づくきっかけを得て,さまざまな視点や意見を交えて議論を深めるとともに,交流を深めることを目的に開かれました。
 1日目は,社会福祉法人日本ライトハウス盲導犬訓練所の角丸忠義氏を講師に迎えて,盲導犬の生態や訓練の仕方,育成費用など,盲導犬を取り巻く現状について学びました。角丸氏は,「盲導犬には,触れない,話しかけない,目を合わせない,食べ物を与えないが鉄則です。街で見かけたときは温かく見守ってあげてください」と呼びかけました。講演の後には,パラリンピック正式種目のスポーツ「ボッチャ」を体験しました。的となる白いボールに,赤・青のボールを投げて,いかに的に近づけるかを競うもので,今回は視覚障がいのある学生も楽しめるように,投者が目隠しをし,的の位置を手拍子で知らせるオリジナルルールを適用して,バリアフリースポーツに親しみました。
 2日目は,車いすに乗って学内を移動し,発見したことをスクリーンに映し出して発表しました。学生たちは,「視覚障がい者用の点字ブロックが,車いすでは障害物として認識することがあり,一方にとって有益なものが,他方では危険になることもあるのだとわかった」「ドア下の間隙や廊下に放置された置物など,普段は当たり前の景色が,立場が変わると危険がいっぱいで,見過ごしている部分がこんなにあるのかと驚いた」「バリア解消のために,こまめに整理整頓するなど,できることからやっていきたい」など,実際に体験してわかった部分や,改善できる部分などを話し合いました。
 支援ルームコーディネーターの池谷航介教職教育研究センター特任准教授は合宿を総括して,「バリアフリーを進める上で,様々な背反する状況が生じるのは否定できません。全ての人が納得感のある状態へと導くには,それぞれの考え方を踏まえ,対話によって相互理解を深めていくことが大切です。今回の合宿で学んだことを自分の中だけでとどめず,身近な人に伝えてください」と述べました。
 支援ルームは今後も,支援利用学生と支援協力学生がともに学び合い,支え合う関係を築くための取り組みを続けていきます。

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[左上写真]盲導犬訓練所の職員による講義
[右上写真]講義では盲導犬の体験歩行も行った
[左下写真]バリアフリースポーツ「ボッチャ」
[右下写真]車いす体験での気づきの発表

(広報室)