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運用担当部局:広報室広報係

第15回スクールリーダー・フォーラムを開催

 スクールリーダー・フォーラムが,11月21日(土)に天王寺キャンパスで開催されました。スクールリーダーの「学びの場」の創出を目的に,本学と大阪府,大阪市の教育委員会による合同プロジェクトとして取り組まれ,今年で15回目を迎えました。今回は,「授業研究を組織する―協働 持続 創発―」をテーマに,校内授業研究を組織する理論と実践を研究協議するため,9都道府県から多様な校種・職位・年齢のスクールリーダー88人が参加しました。
 第1部の開会に先立ち,本学から越桐國雄理事,大阪府教育委員会から和田良彦教育監,大阪市教育委員会から大継章嘉教育次長がそれぞれあいさつしました。基調講演では,本学連合教職大学院の森田英嗣教授が,授業研究の抱える難題を挙げ,その解決策を提起しました。その難題とは,学校現場の意思決定がトップダウンでなされていること,大学の研究が学校現場で評価されていないこと,教員が授業研究の広い領域を抱え込みすぎていることの3つで,その解決策として,学校現場から発想する授業の創造,学校現場で有効な研究概念の創造,そして,多職種協働によるチームとしての学校づくりを挙げました。
 さらに,学校現場からの授業研究実践例として,大阪市立北田辺小学校の中道元子校長が,ミドルリーダー育成のための校内研究や外部研修会の積極的活用を,大阪府立枚岡樟風高等学校の稲葉剛校長が,授業観察シートや授業アンケートの導入による授業規律が確立された実践例を報告しました。
 お昼休憩をはさみ,第2部では,参加者が5~6人1組となり16グループに分かれて,学校づくりや校内授業研究に関わる実践や省察を,自らの創意工夫や悩みなどを交えて語り合いました。3時間の長丁場にもかかわらず,活発な議論が途切れることなく交わされました。さらに総括講演として,福井大学教職大学院の木村優准教授が,授業研究には専門職としての資本と,その学びのコミュニティを培う効果があることを,事例を交えて話しました。
 最後に,本学実践学校教育講座の大脇康弘教授があいさつを述べて閉会となりました。
 参加者からは「他府県の先生たちと話をする機会はめったにないので,地域の特性も含めて,新しい発見が多く,刺激になった」「今日の学びを実践に活かしていきたい」などの意見が聞かれました。

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[左上写真]森田英嗣本学連合教職大学院教授による基調講演
[右上写真]校長による現場における授業研究活用例の発表
[左下写真]参加者による授業研究の語り合い
[右下写真]木村優福井教職大学院准教授による総括講演

(広報室)