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運用担当部局:広報室広報係

特別支援教育における「積み上げ型教育実習」の学生シンポジウムを開催

 「特別支援教育教員養成課程での『積み上げ型教育実習』の可能性を探る-教職実践力を高めるために,教育実習の在り方をデザインする-」をテーマとした学生シンポジウムを,11月25日(水)に柏原キャンパスで開催しました。同シンポジウムは文部科学省の総合的な教師力向上のための調査研究事業「特別支援学校教諭免許取得における『積み上げ型及び長期教育実習』の開発・実施」の一環として,大学院教育学研究科特別支援教育専攻2回生の宮谷祐史さんが中心となり,学生たちが自主的に企画運営したものです。
 はじめに,特別支援教育教員養成課程の1回生から3回生,および大学院生の代表学生が,教育実習での体験を報告しました。1回生の岡田佳奈さんと藤村拓也さんは「附属特別支援学校での2日間の観察実習と,大阪府市内の聴覚特別支援学校及び肢体不自由支援学校での半日の観察実習で,多くの学びがありました。今の自分たちの課題は,明確な目的意識を持つこと,専門知識を蓄積すること,そして積極的に参加することだと感じました」と語りました。また、2回生の寺西冬萌美さんと山森一希さんは,体験実習の経験を踏まえて,「子どもたちに関わる力と気づく力を身に付けたい」と報告しました。また,3回生の大中優希さんは,特別支援学校での基本専門実習を振り返って,「実態に応じた授業作りの難しさや教員としてのチームワークの大切さを実感しました」と語りました。そして、大学院からは宮谷祐史さんが,「長期教育実習の経験が教育現場での経験の蓄積だけでなく,子どもたちの成長の実感や,研究への示唆につながりました」と報告しました。
 その後,1,2回生を中心とした参加者全員で,積み上げ型教育実習についての良い点と改善点についてのグループワークを行い,意見交換を展開しました。
 最後に,積み上げ型教育実習の受け入れ校である大阪府立藤井寺支援学校教頭の花岡安彦氏と大阪市立聴覚特別支援学校教頭の飯尾吉司氏から,「これらの取り組みに基づき,幅広い経験のある人間力豊かな教員をめざしてほしい」「実習ノートは記述が大変かもしれないが,教員の原点の一つである」といった助言がありました。
 参加した学生からは,「上回生の報告を聞いて,実習に向けての心構えができ,同じ目標に向かって頑張る同回生の報告もとても刺激になった」「実習という貴重な体験を,同じ専攻の先輩と後輩でじっくり振り返ることができ,積み上げ型教育実習の意味を考えることができた」などの感想が寄せられました。

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[左写真]グループワークの説明をする院生の宮谷祐史さん
[右写真]グループワークの様子

(特別支援教育講座)