携帯ウェブサイト
運用担当部局:広報室広報係

教員就職率向上のためのデータ分析を考えるカンファレンスを実施

 HATOプロジェクト(※)のIR部門活動として,2回目となるデータ分析カンファレンスを2月10日(水),柏原キャンパスで開催しました。遠隔講義システムにより天王寺キャンパスにも中継し,合わせて34人が参加しました。
 大学におけるIR(インスティトゥーショナル・リサーチ)とは,教育,研究,財務等に関する大学の活動のデータを収集・分析し,大学の意思決定を支援するための調査研究を指します。HATOプロジェクトでは,大学の教育の質的向上を目的とする「教学IR」に取り組んでいます。今回は「教員就職率向上のためのIR」をテーマに,本学の城戸楓特任助教が学生アンケートの結果および成績の推移,卒業後進路などのデータを多角的に分析,解説しました。
 城戸特任助教は問題提起として,教員養成課程の学生のアンケートで,入学時点では教員専願もしくは教員を視野に入れる学生が95%以上であるのが,在学中に進路変更することで卒業時にはその割合が低下する傾向にあるというデータを示しました。そして,入学1年後の進路志望調査で,教員志望から教員以外に進路変更する学生が一定数いることと,卒業後の進路が教員以外の学生は教員になった学生に比べ1年次後期から成績が下がり始めていることから,教員志望意欲の低下が成績の下落と関連していると指摘しました。そのうえで,教師を志望しなくなる要因として,自分が教師としてやっていけるという自信の低下や,学校・教員に対するマイナスイメージなどを挙げ,こうした心理を早期に取り除くことで,教員志望意欲を高く維持することができ,教員就職率の向上が期待できると結論づけました。
 このあと,教務委員会副委員長の川村三志夫教授が,平成27年度入学生から導入を開始したGPA(成績評価の指標)について報告しました。
 参加者からは「本学の実態と課題がデータにより明らかになったのが良かった」「教育実習への大学教員のかかわり方と志望の変化について分析して欲しい」などの感想が寄せられました。

※HATOプロジェクト=北海道教育大学(H),愛知教育大学(A),東京学芸大学(T),大阪教育大学(O)による大学間連携プロジェクト

カンファレンスの様子
城戸楓特任助教

[右写真]城戸楓特任助教

(広報室)