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運用担当部局:広報室広報係

附属平野高がスーパーグローバルハイスクール研究発表会を開催

 本学附属高等学校平野校舎による,スーパーグローバルハイスクール(以下,SGH)研究発表会が3月12日(土)に開催されました。同校は,文部科学省が推進する,国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を目的としたSGHに,今年度から指定校認定を受けました。「多面的に“いのち”について考えるグローバル・リーダーの育成」を目標に据え,1年生120人が3~5人に分かれてグループを組み,「医療・保健」,「防災・減災」,「格差・貧困」の3つの研究領域における地域の課題について約1年間研究を進めました。今回はその成果報告会となります。
 同発表会ではまず,各領域から2グループずつ口頭発表があり,法隆寺の五重塔の構造から学ぶ耐震技術や,貧困地区支援のための独自施策の提案など,独創的な研究が発表されました。アドバイザーの仲矢史雄本学特任准教授は,「五重塔の模型をつくり,耐震検証した研究に代表されるように,自分たちで考えて研究を進め,やりがいを感じることが普段の授業に対する取り組み姿勢にもつながるのではないか」と評しました。
 続いて開かれたシンポジウムでは,各領域の代表生徒6人が,以前実施された3つの研究領域間でのディスカッションの成果や,2年次より開始するアジアをテーマにした新しい課題研究についての抱負を発表しました。生徒たちは,「他の領域の考え方を取り入れることで,“いのち”を考えるというテーマを,より複合的な視点で考えられるようになった」「アジア研究を今回と別物としてとらえるのではなく,関連付けて多面的に展開していきたい」などと意見を述べました。
 会場を教室に移したポスター発表では30点が展示され,生徒たちが各々の研究成果を熱心に解説しました。指定校申請時から携わっている恩知忠司本学教授は,「どの発表も着眼点に優れ,大きな可能性を秘めている。結論を急がず,科学的,論理的に検証を進めて研究を深めてほしい」と総括しました。
 同校SGHを取り仕切る研究主任の松田雅彦教諭は,「全校挙げて共通の目標に向かって努力することで,生徒だけでなく教員間の団結も強まった。また,SGHはアクティブ・ラーニングの要素が多分に盛り込まれており,この取り組みで得た手法を教科教育にもつなげることができた」と手ごたえをつかんでいました。

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[左上写真]口頭発表の様子
[右上写真]シンポジウムで意見を述べる生徒たち
[下写真]ポスター発表で熱心に解説する生徒たち

(広報室)