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運用担当部局:広報室広報係

柏原市・市民団体との連携による地球環境問題を考えるセミナーを開催

 本学と柏原市,市民団体・かしわら環境会議の三者連携による「かしわら環境セミナー@OKU」(以下,環境セミナー)が,6月13日(月)から17日(金)までの期間に,柏原キャンパスで開催されました。身近な問題から地球全体について考えることを目的に,環境活動家による講演や公開授業,作品展示などを通して,学生と柏原市民が環境問題をともに学び,考える公開プログラムです。
 6月14日(火)は,柏原市の中野隆司市長と本学の中西正人理事をゲストに招き,市民参加型のまちづくりと環境問題をテーマに講演会が開かれ,本学学生や柏原市の住民ら約50人が参加しました。講師を務めたのは,NPO法人地域環境デザイン研究所ecotone代表理事の太田航平氏で,今年3年目を迎える「祇園祭ごみゼロ大作戦実行委員会」の推進役として活躍しています。
 祇園祭がピークを迎える宵宵山・宵山の2日間は,毎年約60tもの可燃ごみが発生していました。太田氏は,このうち露店販売により出るごみの約6割が使い捨て容器であることに着目し,再使用できるリユース食器の導入を京都市や露天商組合に提案。リユース食器で販売した約21万食のうち8割を回収し,「ごみゼロ大作戦」実施初年度に,可燃ごみを約4割削減することに成功しました。
 太田氏は,「ごみゼロという目標は誰もが願っていることだが,環境問題を訴えるだけでは人の心には響かない。環境行動や行為には結びつきにくい。取り組みを広く来場者に事前PRするなど,それ以外の理由づけも加えることで,露天商の方たちの意識を改革できた」とプロジェクト実現の秘訣を語りました。「ごみゼロ大作戦」の成功は,各地に波及し,大阪では,本学卒業生の岡見厚志さんが「天神祭のごみゼロを考える会」を立ち上げています。参加した学生の一人は,「省資源は成果が目に見えづらいが,『ごみゼロ大作戦』のように,数字で成果を示すことで人々の意識を変えることができるとわかった」とコメントを寄せていました。
 「環境セミナー」では講演のほか,本学教員らによる,理科,家政,美術など,さまざまな領域から環境を考える公開授業や,本学学生が制作した,環境問題を扱う絵本やビデオ映像などの作品展示もキャンパス内で開催されました。
 「環境セミナー」事務局代表の関隆晴本学名誉教授は,「学生たちがこのセミナーを通して,地球温暖化問題への理解を深め,意識を高めてくれることを願う」とコメントしています。

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[左写真]地球環境デザイン研究所ecotoneの太田代表理事による講演の様子
[右写真]本学学生たちや環境活動団体による作品・活動紹介展示

(広報室)