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運用担当部局:広報室広報係

海外教育実習に関する国際シンポジウムを開催

 第7回国際センターシンポジウム「海外教育実習の現状と展望」が7月20日(水)に柏原キャンパスで本学国際センターと教員養成課程の共催により開催され,学生,留学生,教職員ら約80人が参加しました。
 はじめに,台湾・高雄師範大学教授兼附属高校校長鄭卜五教授が,台湾の教育実習を歴史的に概説し,本学と同大学が協力して同校付設小学部で実施している海外教育実習を紹介しました。韓国・ソウル教育大学美術専攻学生のキム・ユリ氏からは,日本とオーストラリアでの教育実習の経験が語られました。韓国・忠南大学校の崔英淑教授は,同大学で実施している中国での海外教育実習について紹介し,「実習を行う延辺地区は韓国語が話せる朝鮮族が多く住んでいるため,語学的な障害がないので,違う制度下での教育について理解が進んだ」と述べました。続いて本学教養学科芸術専攻書道コース学生の岡西望実氏が,本学協定校である台湾・台北教育大学での教育実習について発表し,日本と台湾の書道教育の差異を説明しました。最後に,本学学校教育講座・水野治久教授が高雄師範大学での海外教育実習について報告し,「生徒・児童との語学を用いたコミュニケーションは重要だが,それにもまして言語を用いないコミュニケーションが重要であり,その経験は教員になってから有形無形の財産になる」と参加者に語りかけました。
 第二部では,本学国語教育講座・井上博文教授が司会を務め,講演者およびパネリスト全員によるパネルディスカッションを行い,日・台・韓の海外教育実習への取組み状況や課題について活発な議論が行われました。また,共通の課題として学生の経済的負担があり,パネリストからは奨学金の獲得や大学からの援助等各国の取り組みが紹介されました。
 シンポジウムのコーディネーターを務めた本学国際センター・城地茂教授は,「発表の中で,日本国内での教育実習と海外での教育実習の比較が特に印象に残りました。国内,国外での教育実習を連携させて行うことが,これからの本学の国際化の大きなポイントになると感じました」と感想を述べました。

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[左写真] ソウル教育大学生キム・ユリ氏の講演
[右写真] パネルディスカッションの様子

(国際センター・教員養成課程)