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    卒業生・山中伸弥教授を迎え,附属天王寺中・高等学校創立記念式典を開催
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運用担当部局:広報室広報係

卒業生・山中伸弥教授を迎え,附属天王寺中・高等学校創立記念式典を開催

 附属天王寺中学校創立70周年,附属高等学校天王寺校舎創立60周年記念式典が,11月15日に八尾市文化会館プリズムホールで開催され,両校の生徒,保護者,関係者あわせて約1,400人が参加しました。
 来賓祝辞では,教育後援会の柴田尚彦理事長が「これからも時代を先導する教育を行ってほしい」、青松同窓会の堀正二会長が「伝統は人によって作られる。100周年に向けて伝統を受け継いでほしい」と語りました。
 生徒代表挨拶では,中学校生徒会長の岡村健人さんが「附属天王寺中学は,生徒同士が個々の能力を認め,高めあい,協力する素晴らしい学校です。先輩方が作りあげた素晴らしい伝統を引き継ぎ,より良い学校を創り上げていきます」と抱負を語り,高校自治会長の高生大希さんは「失敗という経験は主体的に行動してこそ初めて生まれるもので,本校の『自主自立』というモットーは成功と失敗の両方を包括したチャレンジできる環境を創り出しています。このような学びの場である附属天王寺中・高がこれからも変わらず続いていくことを願っています」と述べました。
 最後に,中高の校歌・応援歌を斉唱。応援団が舞台にあがり,威勢のいい掛け声と太鼓とともに,力強い歌声が会場に響き渡りました。
 引き続き行われた記念講演では,ノーベル生理学・医学賞受賞者で,附属天王寺中高の卒業生である京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授が,「iPS細胞がひらく新しい医学」と題して講演しました。山中教授は,当時の写真を交え,中学・高校時代の思い出,研究者として一番大事なことを学んだというアメリカでの3年間,iPS細胞の発見からノーベル賞受賞などこれまでの人生を振り返り,「成功の秘訣は、『VW(Vision and Hard Work)』。日本人は一生懸命働くことで安心してしまい, 目的や目標などVisionを忘れていることが多い。なぜ一生懸命働くのかというVisionに立ち返ることが大切」と生徒に語りかけました。そして「吹奏楽部の演奏や応援歌,応援団,生徒会長や自治会長の挨拶などを聞いていると,生徒の皆さんが本当に頼もしいと感じました。この学校が100周年を迎えるとき,iPS細胞が医療で普通に使われているように共に頑張りたい」と講演を締めくくりました。
 講演を聞いた生徒からは,「附高生らしい強い個性の出た,楽しくとても理解しやすい講演でした。仲間というとおこがましいですが,さすが先輩,附高生だと思いました」「講演を聞いて,山中先生は特別なことをしていたわけではなく,私たちと同じように部活動や生徒会をやって,その中で得た小さなきっかけを今に繋げているのだと感じました。私もこれからは生きていく中で,身近なことをいろいろ観察して,それを将来につなげていきたい」「iPS細胞の難しい話かと身構えていましたが,講演はユーモアにあふれていて,たくさん笑いました。いい研究をするのも大事だけれど,それを人に上手に伝える技術も大事だと思いました」との感想が聞かれました。

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[左上写真] 生徒代表の挨拶
[右上写真] 高校吹奏楽部の演奏で,校歌斉唱
[左下写真] 記念講演を行う山中伸弥教授
[右下写真] 応援団が舞台に上がり,応援歌斉唱

(広報室)