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運用担当部局:広報室広報係

庭山特任准教授が日本教育心理学会で優秀論文賞を受賞

 本学大学院連合教職実践研究科の庭山和貴特任准教授が,10月7日から9日にかけて開催された日本教育心理学会総会で,2016年度優秀論文賞を受賞しました。同学会は,教育心理学に関する研究成果の発表を促進し,その発展に寄与することを目的として,1959年に創立された歴史ある学術団体です。
 庭山特任准教授は,公立小学校の通常学級において,担任教師が児童の望ましい行動に注目し「具体的に褒めること」の効果を検証。授業参加や学習の促進につながることを数値データで示しました。その論文「自己記録手続きを用いた教師の言語称賛の増加が児童の授業参加行動に及ぼす効果-担任教師によるクラスワイドな“褒めること”の効果-」が同学会機関紙に掲載され,2016年度掲載論文45編の中から優秀論文に選出されました。
 研究では,約1年半にわたって一つの小学校に毎週通い,教師が児童を褒める回数と,児童の授業参加行動(課題に取り組む,挙手や発表をする,前を向いて話を聞くなど)の変化を記録しました。同時に,褒める回数を増やせるように,教師自身に対しても支援を行いました。その結果,褒める回数を増やすと,児童の授業参加行動が増え,学習の促進につながることが示されました。
 受賞について庭山特任准教授は「協力してくれた小学校の先生や子どもたちにとても感謝している。“子どもの望ましい行動に注目し,褒めること”が教師にとって有用なスキルであることを,学級規模のデータで示すことができてうれしい」と喜び,「外部の専門家と学校現場が協働していくことで,教室の様子が劇的に変わる。これからも取り組みを広げていきたい」と抱負を語りました。

庭山和貴特任准教授

(広報室)