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運用担当部局:広報室広報係

附属天王寺中・廣瀬副校長が東レ理科教育賞文部科学大臣賞を受賞

 本学附属天王寺中学校の廣瀬明浩副校長が,公益財団法人東レ科学振興会が主催する「東レ理科教育賞文部科学大臣賞」を受賞しました。東レ理科教育賞は,中学校・高等学校レベルでの理科教育における新しい発想と工夫がなされた優れた教育事例を表彰するものです。今回廣瀬副校長が受賞した文部科学大臣賞は,東レ理科教育賞の中でも特に優れた事例に贈られる賞です。
 廣瀬副校長は,17世紀に発明された水の液体と気体の体積の違いを利用してタンクにある水を高い位置へ汲み上げる機械「セーヴァリポンプ」を再現し,その模型を用いて授業を展開しました。ポンプはフラスコなど身近な実験器具で作成可能で,エネルギーには様々な形態があること,エネルギーの形態は変換することができることをわかり易く教え,中学校で学ぶエネルギー分野の学習のまとめを行うことができます。あわせて,生徒同士の対話を多く採り入れ,学習内容をより定着させるとともに,他者を理解したり肯定したりする意識を高める指導を行いました。これらの授業実践が,エネルギーについての総合学習に適しており,学校現場で広く活用できると高く評価されました。一連の指導過程及び教材については,附属天王寺中高研究集録に掲載し,各種研究会や学会でも発表される予定です。
 廣瀬副校長は,「教員が創意工夫した教材を世に問い,評価を受け,それが刺激になり,さらに良いものを求めるような風潮が広がって欲しい。今回の受賞が,そのきっかけになればと思います。また,単に実験装置だけではなく,それを用いた学習活動全般を評価いただいたことは,多様な考え方の中からより良いものを創造しようとする附属天王寺の学びそのものが評価されたと考えています」と喜びを語りました。

贈呈式で賞状を受け取る廣瀬副校長(右)

(広報室)