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    安全への思い受け継ぐ 附属池田小「祈りと誓いの集い」および大学の事業を実施
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運用担当部局:広報室広報係

安全への思い受け継ぐ 附属池田小「祈りと誓いの集い」および大学の事業を実施

 平成13年6月8日,大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持った男が侵入し,8人の児童の命が奪われ,13人の児童と2人の教員が負傷しました。事件から17年を迎えた6月8日(金),同小で追悼式典「祈りと誓いの集い」があり,児童,保護者,教職員ら約1300人が出席しました。午前10時12分,犠牲になった8人の名が刻まれた「祈りと誓いの塔」の鐘が児童代表の手で鳴らされ,出席者全員が黙とうを捧げて冥福を祈りました。
 本事業は,事件を風化させず,その教訓と学校安全の思いをつなぎ,広く社会に向けて発信していくため,当時を振り返り,子どもたちにとって安心で安全な学校づくりを誓うものです。
 同小で唯一,事件当時から勤務する佐々木靖校長は,「事件の前に戻ることはできません。私たちができること,するべきことは,事件の教訓を胸に,前を向いて,学校安全の推進に向けて力を合わせることしかありません。日本中の学校とさらには世界中の学校と手をたずさえ,学校が安全で安心できる場所であるよう,これからも努力を続けます」と誓いました。続いて6年生代表の児童3人が,命はかけがえのない大切なものであるという先輩たちの思いを心に刻み,下級生に伝え,学校の外の世界へも発信していくと決意を述べました。
 式典後は塔の前に献花台が設けられ,多くの児童や保護者らが花を供え,塔に向かって手を合わせました。献花した6年生の児童は,「事件を忘れてはならないし,今後も伝えていかなければいけないとあらためて感じた。この間,1年生と6年生が一緒に花を植える行事があり,1年生に事件のことを話した。うなずきながらしっかり聞いてくれた」と話しました。また,保護者らは「今の安全な学校は多くの方々の大変な努力によって成り立っているのだということを,子どもだけでなく親も学ばせてもらっている。子どもたちには,そうした方々の思いを受けとり,卒業後も伝える側として引き継いでいってほしい」「普段は勉強のこととか,子どもに対して気になることもいろいろあるけれど,この日が来ると初心に返って,生まれてきたときの喜びを思い出し,ただいてくれるだけでありがたいという気持ちで満たされる。事件を通じて学んださまざまなことが,子育ての基本にある感謝の心につながっている」などと話しました。
 式典に先立ち,同小の全学年で「安全科」の授業が行われました。6年生の授業では,事件当時と現在の建て替え後の校舎の写真などを比較し,窓を大きくしたり校舎周りの木を減らしたりして見通しをよくするなどといった,防犯や安全のための取り組みを学びました。また,事件当時在校生だった女性が事件後に学校が再開された時の思いなどを語る音声を聞き,再開直後の児童らの様子を写真で見て,当時の児童がどんな思いで学校再開を迎えたのか考えました。
 同日,大学では事件を語り伝える事業が行われました。柏原キャンパスおよび天王寺キャンパスの授業で,合わせて約2500人の学生に事件の概要と教訓が伝えられました。

3人の児童代表が誓いの言葉を述べる様子
佐々木靖校長
授業の様子
黙とうする学生たちの様子

(広報室)