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運用担当部局:広報室広報係

教職大学院の授業研究会に海外協定校からゲストが参加

 連合教職大学院は,授業研究会を1月23日(水)に天王寺キャンパスで実施しました。
 木原俊行教授,福永光伸教授が担当する授業「学校を基盤とするカリキュラム開発」で行われた授業研究会には,本学海外協定校であるソウル教育大学から朴相哲教授,呉成哲教授をゲストに迎えたほか,担当以外の連合教職大学院の教員も参加し,担当教員や学生らに質問や助言などをしました。なお同研究会は,教員相互の授業参観の実施などを通じて教員が授業内容・方法を改善し向上させるための取り組みであるファカルティ・ディベロップメント活動の一環に位置づけられています。
 同授業は,学校を基盤としたカリキュラム開発について,その理論を習得し,実践できるようになることを目標としています。この日は,グループ毎にこれまで構想してきた新教科・領域を具体化するために,年間指導計画から一つの単元を選んで指導計画を作成し,その概要を発表しました。あるグループは,中学校の教科として「家族のなぜ科」を考案。家族という概念の歴史的,制度的な背景を学んだ上で,映画やアニメ,漫画などに描かれている家族像を調査,比較し,家族の本質とは何かを考える1年生の授業の構想を説明しました。発表した学生は,「私が通う実習校の子どもたちは,外国にルーツを持っていたり,ひとり親世帯だったりします。家に帰りたがらない子どもも多く,そういった子どもたちが家族との関係を見つめ直すきっかけになればと考えました」と,この新教科を発案した経緯を述べました。
 授業後には,見学した教員らが質問したり感想を述べたりしました。呉教授は学生に,「新しいカリキュラムを導入することで,教員の負担感が増すように思いますが,どんな反応を予想していますか」と質問しました。中学校の現職教員でもある学生は「必要性を感じないのにやらされると反発を覚えますが,私たちが取り組んでいるのは,自分が勤務校や実習校で課題だと感じていることなので,やらされているという意識は少ないと思います」と答えました。一方で,小学校の現職教員の学生は「現状の仕事で手一杯という現実があり,賛同してくれる教員がどの位いるかは疑問。半分いればいい方だと思います」と現場の多忙さに言及しました。
 連合教職大学院の糸井川孝之教授は自身の経験を振り返り,「学校で新しいことをやる時には,子どもたちに面白いと思わせること,保護者や地域住民が応援してくれる土壌を作ること,学校として意義や効果を説明できることが大切。この授業で行われている一連のグループワークは,学び続ける教員となるために有意義だと感じました」と話しました。
 朴教授は「学校を中心としてカリキュラムを開発する場合,教員が積極的に参加し,学校の実情に合ったものにすることが重要です。また,教員間の意思疎通をはかり,実践に移していくことができる環境作りが大切です。今日の授業で,皆さんが活発に議論し合うのを見て,明るい未来があると感じました」と感想を述べました。

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(広報室)