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運用担当部局:広報室広報係

第42回人権教育全学シンポジウムを開催

 第42回人権教育全学シンポジウム「インターネット社会における人権侵害-部落差別と情報リテラシー-」を12月10日(火),柏原市民文化会館リビエールホールで開催し,学生や教職員約1000人が参加しました。
 今回は,一般社団法人山口県人権啓発センター事務局長である川口泰司(かわぐち やすし)氏が,「インターネットと部落差別~今おきていること,学校でできること~」と題して講演を行いました。
 講演で川口氏は,2016年12月の部落差別解消推進法成立の背景として,現代のネット社会における部落差別の深刻化や悪化があることを指摘しました。そして,これはインターネット上の差別でなく,現実社会における差別の深刻化であることをポイントに,ネット上に拡散し続けるデマやフェイク,偏見や差別の実例などについて紹介しました。さらにネットから現実社会に広がったヘイトスピーチや,ご自身の体験も交えながら,いかに差別が無知,無理解から起こるか,我々にはその問題を見抜く力,基礎知識が必要とされること,顔の見える人権教育の重要性について語りました。
 講演後,本学学生団体のDaikyo Living Library 2019と同和教育推進校実習生組合が報告を行いました。続けて,教職教育研究センター・森実教授がコーディネーターとなり,川口氏,学校教育教員養成課程4年生の鈴木憲さん,同3年生の西田優花さんをパネリストとしてパネルディスカッションを行いました。
 パネルディスカッションで学生らの体験をきいた川口氏は,「知ったかぶりをすることはない。格好良くなくていい。『先生もわからん』と言っていい。一緒に悩んだらいいのだから。一緒に考えていこうと子どもたちとともに考えていく姿勢」を大事にし,「しんどい子どもを大事に,本気で仕事をしたら同和教育,人権教育になる。そこを難しいことじゃないよと伝えたい」と教員を目指す学生には,教員になっても人権教育の研修機会に主体的に参加することを期待し,エールを送りました。

講演を行う川口氏

(教務課)