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運用担当部局:広報室広報係

「学校安全の日」附属池田小学校行事「祈りと誓いの集い」を実施

 平成13年6月8日,大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持った男が侵入し,8人の児童の命が奪われ,13人の児童と2人の教員が負傷しました。事件から19年を迎えた6月8日(月),同小で追悼式典「祈りと誓いの集い」を行いました。
 本事業は,事件を風化させず,その教訓と学校安全の思いをつなぎ,広く社会に向けて発信していくため,当時を振り返り,子どもたちにとって安心で安全な学校づくりを誓うものです。
 昨年は,児童,保護者,教職員ら約1400人が出席した式典ですが,今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため,代表児童6人を含めた参加者約60人に規模を縮小しての実施となりました。犠牲になった8人の名が刻まれた「祈りと誓いの塔」の鐘が代表児童の手で鳴らされ,出席者全員が黙とうを捧げて冥福を祈りました。
 事件当時は教諭として,その後一旦別の学校へ赴任後,副校長として2度目の赴任,3度目の赴任で今年4月から新たに校長に着任した眞田巧校長は,その時々の立場で本校児童の姿にふれ,本取り組みが大人の取り組みだけでなく,子どもと協働して受け継がれていることを実感していることを語り,「本来なら,これまでの本校の学校安全の取り組みを支え,見守ってくださった方々にご参加いただき,保護者の方々,何よりも全校児童が参加しての集いを開催すべきところですが,感染拡大防止,学校が全面再開できていない状況をふまえ,本日のような形での開催となりました。本来あるべき姿のこの集いが実施できないことが本当に残念でなりません」「事件で亡くなられた8人のみなさん,あなたたちが大好きだったこの附属池田小学校は,引き続き,日本中の学校とさらには世界中の学校と手をたずさえ,学校が安全で安心して学べる場所であるようにこれからも努力を続けます」と決意を述べました。
 今回代表として式典に参加した児童たちは,「集いでの献花の時,このような事件が二度と起こってほしくないと強く思いました。また同時に,みんなが安全な生活が送れるようにするために,自分にできることはないかと,自分自身の考え方や生活を見つめ直すこともできました。高学年になり,学校の代表として活動することも増えてきます。様々な場面でみんなが安心・安全に過ごせるよう,自分から積極的に行動に移していきたいです」「代表として献花をし,担い手の1人として,先輩たちからの思いを受け継ぎ,優しさと強さ,そして高い安全意識をもって(今日の集いを)むかえました。私たちの通う学校には,過去から現在までこの場所で学んできた人たちや今まで見守ってきた多くの人たちのたくさんの特別な思いがあります。それは今も引き継がれており,その思いを私が担い手の1人として受け継ぎ,その特別な思いである「命」をこれからも大事にしていきたい,という思いで鐘をならしました」と話しました。また,6年間参加したこの祈りと誓いの集いを振り返り「自分の命だけでなく他人の命も大切にし,大人になったらそれを守る側になって,子どもたちを見守って笑顔にできるようなたくましい人になりたいです」と思いを語りました。
 なお,式典に先立って毎年,同小の全学年で行っている「安全科」の授業と,大学で実施している「事件を語り伝える事業」について,今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から例年通りの実施を見送ることになりましたが,それぞれ,今後実施する「安全科」の授業への内容反映や別の方法で実施となっています。

献花する代表児童
眞田巧校長
願いとともに多くの献花が届けられた

(広報室)