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運用担当部局:広報室広報係

ICTを効果的に活用 オンラインでアクティブラーニングを実施

 連合教職大学院教育実践力コースの峯明秀教授が担当する授業「アクティブラーニング入門」では,本学の既存の学習管理システム「Moodle」と,双方向コミュニケーション可能なウェブ会議システム「Zoom」を併用し,オンラインでのアクティブラーニングを試みています。
 この授業は,中央教育審議会答申や学習指導要領で求められている「能動的な学修への参加を取り入れた学習法の習得」を目的に,学部の教養基礎科目として開講しているものです。授業には,初等教育教員養成課程・学校教育教員養成課程・教育協働学科に所属する1回生から4回生合わせて31人が受講。今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響で,まだ日本に入国できていない留学生も海外から受講しています。
 また,学校現場の実際の様子を大学の授業に反映させるために,本学の附属平野小学校・同平野中学校・同高等学校平野校舎と連携して実施しており,今回,コロナ禍におけるオンラインでの実施に際しては,まず,附属平野小学校における「総合的な学習」の授業準備や考え方を編集したビデオを学生にVOD(ビデオ・オン・デマンド)配信し,事前学習を行いました。その後,一方通行の説明を改善するため,附属平野中学校から堀口健太郎教諭による授業の解説と,チャットメッセージでの質疑応答をLIVE配信で実施しました。7月には,附属高等学校平野校舎の松田雅彦先生のディベート授業の配信も予定しています。
 ほかにも,司法書士の内山真照氏による法律講座や,財務省近畿財務局の高田大輔氏による財政教育プログラムなど,ゲストティーチャーによる授業でもそれぞれオンライン授業の形で展開しました。
 6月11日(木)は,附属平野小学校の児童28人と学生が,「Zoom」上のミーティングを最大50の別々のセッションに分割することができる「ブレイクアウトルーム」で予算案をディスカッションし,その様子を教員や同小学校の保護者,教育委員会関係者などがモニタリングしました。この後,実習系の一部の対面授業が開始の6月15日(月)と18日(木)には,これまでの授業を土台に,附属学校において希望学生による実地授業を行いました。
 授業を担当した峯教授は,「大学,附属学校園において対面授業が実施できないなどそれぞれの状況があり,当初は『アクティブラーニング』の実施については困難を覚悟したが,このようにICTを効果的に活用し,遠隔地の受講者と授業者を結び付ける新しい教育を実施することが出来た。直接体験や対面ができなくても,工夫次第でアクティブな対話やグループ学習は可能。コロナ禍のピンチをチャンスに変えて,様々な手法を柔軟に試みることから未来の学校教育の創造が始まる」と語りました。
 学生からは,「『Zoom』の機能を利用するなどして,話し合いや附属小学校の児童との交流ができたのが良かった。コロナ禍でも,通常の授業のように他の人との関わることが出来た」「アクティブラーニングはグループワークが中心で,かえって学力の低下を招くと思っていた。しかし,いろいろな学び方があってもいいと認識が改まった。アクティブラーニングは時代に合わせた新しい能力を得られるものとして真に価値のあるものになるよう学び続けていきたい」などの感想が寄せられました。

「Moodle」での授業説明や資料の提供
附属中とのLIVE中継(チャットメッセージで質問対応)

(高度教職開発系)