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運用担当部局:広報室広報係

新しい生活様式に対応した授業実施に向け,全学FD事業を実施

 大学教員を対象とした全学FD(*)事業「オンライン授業への挑戦4」を8月5日(水)に開催しました。当日は,ウェブ会議システム「Microsoft Teams」を使用し,非常勤講師を含めて約190人が参加しました。
 情報基盤センターの尾崎拓郎講師による司会進行のもと,冒頭に,岡本幾子理事・副学長及び教務課が令和2年度後期における「新しい生活様式に対応した授業実施方針」について説明を行いました。
 岡本理事・副学長は,後期授業では,「学生へのアンケート結果や教育効果を鑑み,対面授業を講義・演習系科目にも拡大したい。講義室内での対人距離を確保し,キャンパス内に滞留する学生の総数を減らすために,オンライン授業を併用したハイブリッド授業を取り入れ,新しい生活様式に対した学びのスタイルを実践し,先導的な教員養成大学として,社会に発信していきたい」と話しました。
 なお,新型コロナウイルスの感染状況は日々変化しており,長期的な見通しが立たない状況であるため,後期授業開始時の授業形態を9月初旬に判断することとしています。
 続いて,情報基盤センターの森兼隆特任助教が,5月と6月に全学生を対象に実施した学習・生活調査に基づき学生が前期授業をどのように感じていたのかについて報告しました。学生が困っていることでは,「課題が多すぎて対応できない」の回答が多く,「授業内容が理解できない」「先生に質問できない」「友達に相談できない」の回答に関連しており,「授業内容の理解向上」や「質問環境の整備」「授業における学生間の交流」に配慮した授業運営が必要かもしれないと話しました。また,後期に向けては,学年の低い学生ほど,対面授業を望む傾向が強いが,オンライン授業を望む声も20%前後いることも報告されました。
 附属池田小学校の荒川真一副校長は,「つながりを大切に」と題して,休校期間中と分散登校時における附属池田小学校の取組を紹介しました。担任教員の自己紹介動画や家の中で楽しみながら体を動すエクササイズ動画や学習動画をホームページにアップするなどして,子どもたちの緊張を取り除きながらも学習内容を提供したり,イロイロノートというアプリを活用した宿題のやり取りを行ったりする取組を発表しました。同時双方向型のオンライン授業については,各家庭に端末があっても児童一人に1台ずつあるわけではないことやネットリテラシーの観点から導入を見合わせ,オンデマンド型の授業形態を選択したと話しました。
 尾崎拓郎講師は,「「Zoomを活用した講義室発信授業の試行」と題して,対面授業とウェブ会議システム(Zoom)を併用した同時双方向型のハイブリッド授業を試行した事例を紹介しました。対面学生とオンライン上の学生に対して,数種類のマイクやカメラを順次使用して,どのような機材の組み合わせが双方の学生にとって聞きやすく,見やすいのかを検証した結果を報告しました。
 参加者からは,「附属学校の実態を知ることができ,また,自分ではテストできないICT関連機器の活用法についても有益な情報を得ることができた。課題の多さは,自分の授業のコメントからも伺えるところなので,減らしていきたい」「対面授業を取り入れるに当たって,その目的が分かって良かった。方法についても沢山のヒントをいただけました」などの感想が寄せられました。

*ファカルティディベロップメント,大学教員の授業内容や教育方法を改善し向上させるための取り組み

授業実施方針を説明する岡本理事・副学長
同時双方向型のハイブリッド授業の試行事例を紹介する尾崎講師

(教務課)