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    全学FD事業「Society5.0時代に対応した教員養成大学への期待について」を実施
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運用担当部局:広報室広報係

全学FD事業「Society5.0時代に対応した教員養成大学への期待について」を実施

 東北大学大学院情報科学研究科の堀田龍也教授を講師に招き,全学FD事業(*1)「Society5.0時代に対応した教員養成大学への期待について」を,9月9日(水)に実施しました。コロナ禍対応のために,会場参加とオンライン参加両方の方式を取りましたが,総勢315名の教職員が参加することができました。講師として登壇した堀田龍也教授は,我が国の教育の情報化の第一人者で,政府の教育再生実行会議有識者及び中央教育審議会などの委員並びに教育情報化に関する諸会議の座長でもあります。
 この全学FD事業は,新学習指導要領において「新たな学び」の実現が求められる中,初等中等教育においてもGIGAスクール構想の前倒しによる一人一台PCの整備など,学校現場は大きな変革期を迎えていること,また,学校現場における新型コロナウイルス感染症対策として,オンライン授業と対面授業をどのように組み合わせていくかなど,教育情報化の大きな波が押し寄せている状況に対応していくため実施しました。
 講演では,Society5.0時代とはどのような社会か,すでに我々の生活においてスマートフォンやビッグデータはどのように活用されているのか,また,少子高齢化社会において,デジタル技術はどのように活用されていくのか,といった現在的・近未来的な視点から,今の子どもたちに必要な教育のあり方を,中教審における議論や,学習の基盤となる資質・能力の一つである情報活用能力育成の観点を踏まえた説明がありました。加えて,教員養成フラッグシップ大学の検討状況と,本学が目指すべき方向性についての指導助言がありました。
 質疑応答では,「実際にこの2年ほどで大学の授業形態をどのように変えるべきか」「小中高等学校の授業はどう変わるのか」などの質問があり活発な意見交換が行われ,閉会の挨拶では,岡本幾子教育担当理事は,感謝の言葉に続き,「社会から頼られたときに,それに対応できる大学にならなければならない,というご発言に本日のお話が集約されていると理解しました。大学全体でICTの活用力も身に付けていきたいので,これからも指導助言をお願いします」と述べました。
 終了後のアンケートでは,「今回の全学FD事業が授業方法の検討において参考になるか」という質問に対して9割を超える参加者から「そう思う」と回答があり,具体的に「授業にどの程度ICTの利用を組み込む必要があるのかが,具体的に理解できた」「授業でネットなどを活用することの意義と具体例がわかりやすく紹介されていたので大変参考になった」「情報機器を使うこと自体が目的ではなく,何を使ってどう学ばせるかという学習方略にICTが含まれることが理解できた」「本学のアクティブラーニングの取り組みが,間違っていないものであることを再確認できた」などたくさんのコメントがありました。

 なお,講演前に堀田教授は,国立の教員養成大学初のネーミングライツ施設としてデジタル教科書体験コーナーや教科書ライブラリーを含む「東京書籍 Edu Studio」を開設した本学柏原キャンパスの附属図書館を見学しました。堀田教授は,本学で所有している中でも貴重な文献である「訓蒙窮理図解(きんもう きゅうりずかい)(*2)を閲覧するなど,教員養成大学の学生がどのような場で,教員になるための実践力や知識を得ているのかを,実際に体験しました。

*1ファカルティディベロップメント,大学教員の授業内容や教育方法を改善し向上させるための取組
*2訓蒙窮理図解(きんもう きゅうりずかい),日本で最初の科学入門書とされる福澤諭吉の著書

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(総務課)

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