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運用担当部局:広報室

「教師の学び舎」特別講座を実施

 「教師の学び舎」は,「府立高校教職コンソーシアム」(*)の加盟校及び大阪府内の公立高校の教員を対象に,授業力向上や生徒指導,ICT教育など様々なテーマの講義を提供しています。
 今回は特別講座「学校のお悩み解決ワークショップ GIGAスクール構想,1人1台PCにどう立ち向かうか」と題して,12月6日(日)にゴールドラット・ジャパンの飛田基氏,梅崎恭司氏を講師に招いてWeb会議システム(Zoom)で開講しました。
 飛田氏と梅崎氏は,物理学者エリヤフ・ゴールドラット博士が唱えたマネジメント理論「TOC(Theory of Constraint=制約理論)」に感銘を受け,それを活用してセミナーやコンサルティングを通じて,さまざまな産業界の課題解決や行政改革において成果をあげています。
 講座では,冒頭,和田良彦副学長より,文部科学省のGIGAスクール構想を受け,全国の学校においては生徒1人1台PCの配備が始まり,来年度以降,通常の授業においてPCを活用した展開を行うことが教員に求められていることを踏まえ,企業活動支援で成果を上げているTOCの手法を活用して,学校における課題を整理し,どのように取り組んでいけば良いのか,という本講座のねらいを解説しました。
 続いて,飛田氏と梅崎氏は,TOCに基づき開発されたアンビシャス・ターゲット・ツリーと呼ばれる思考ツール(目標までどうやって行けばわからない時に,実現可能な道筋を導き出す)を活用してワークショップを実施。「生徒1人1台PCを持つ環境の授業で,どんなことを達成したいですか?」というテーマについて,まず,参加者は達成したい目標を考え,それが簡単には達成できない理由(障壁)を出しあいました。次に,それらの理由を克服するための中間目標を考え,取り組む順序を検討しました。そして,最初に取り組む中間目標の実行上の懸念(起こり得るネガティブな事象)とその解消策を導き出して,ワークショップを終えました。
 受講生からは「GIGAスクール構想として1人1台PCの配備が差し迫っています。教育現場の課題に対して,ICTをどのように活用し,課題を解消していくのかを考えるよい機会になりました」「めざすべき姿を明確にしてから,中間目標,行動目標に落としこむアンビシャス・ターゲット・ツリーの手法は,仕事の現場でも活用したい」との感想が寄せられました。

*府立高校教職コンソーシアムは,すぐれた資質を備えた次代を担う魅力ある「教員」を育てるために,大阪府立高等学校が2014年末に結成。2020年7月現在,42校が加盟している。

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2020年12月15日掲載
(広報室)