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運用担当部局:広報室広報係

「学校安全の日」附属池田小学校行事「祈りと誓いの集い」を実施

 平成13年6月8日,大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持った男が侵入し,8人の児童の命が奪われ,13人の児童と2人の教員が負傷しました。事件から20年を迎えた6月8日(火),同校で追悼式典「祈りと誓いの集い」があり,児童,教職員ら約650人が参加しました。午前10時12分,犠牲になった8人の名が刻まれた「祈りと誓いの塔」の鐘が児童代表の手で鳴らされ,参加者全員が黙とうを捧げて冥福を祈りました。
 本事業は,事件を風化させず,その教訓と学校安全の思いをつなぎ,広く社会に向けて発信していくため,当時を振り返り,子どもたちにとって安心で安全な学校づくりを誓うものです。
 式典に先立ち,荒川真一副校長は,「今,皆さんは守られる側の立場ですが,大人になったときには,安全・安心な社会をつくる守る側の人間になってください」と,全校生徒に対して語りました。続いて,全学年で「安全科」の授業が行われました。6年生の授業では「20年前の事件から学ぶ~自分たちには何ができるか考える~」をテーマに,児童たちは,事件当時の同校の校内の様子や着用していた制服の写真を見て,校舎や制服のリニューアルに込められた意味に考えを巡らせました。そして,最高学年である自分たちに何ができるかをそれぞれ考え,発表しました。
 式典では,事件当時は教諭として,昨年4月の3度目の赴任で校長に着任した眞田巧校長は,20年の年月の中で同校に関わる多くの方々の協力があってこそ学校安全の取組を続けられていることへの感謝や,新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために本来あるべき姿の集いが今年も実施できないことが残念であることを語り,「この20年の節目がゴールではありません。学校安全の取組を進める次のステップに向かう通過点にすぎないのです」「事件で亡くなられた8人のみなさん,あなたたちが大好きだったこの附属池田小学校は,引き続き,日本中の学校とさらには世界中の学校と手をたずさえ,学校が安全で安心して学べる場所であるようにこれからも努力を続けます。この場所にいる大人は,決して事件を風化させることなく,目の前にある『祈りと誓いの塔』が建てられたその深い思いを受け継いでいけるよう努力を続けていきます」と決意を述べました。
 代表として式典会場に参列した児童たちは,「塔の鐘を鳴らすとき,二度とこのような悲しい事件が起きてほしくないと願いました。今までは教室で式典の様子を見てきたけれど,6年生として学校の代表で式典に参加し,これからは守られる立場だけでなく,自分も安心・安全を作っていく立場なのだと感じました」「献花をした自分はもちろんですが,二度とこんな事件が起きてほしくないと,クラスや学年のみんなも同じような気持ちを持っていたと思います。みんなの想いを背負って献花をする瞬間はとても緊張しました。塔が立っている芝生はいつも楽しくみんなで遊んでいる場所だけれど,今日は芝生の上にある塔がいつもより一段と高く感じました」と思いを語りました。

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2021年6月11日掲載
(広報室)