附属小学校児童が柏原キャンパスで美術の校外学習

2022.12.20

附属小学校児童が柏原キャンパスで美術の校外学習

 附属平野小学校の4年生児童105名が、10月5日(水)に柏原キャンパスへ校外学習に訪れました。児童らは、柏原キャンパスの美術棟や工房棟で、表現活動教育系の教授ら、小中教育専攻と中等教育専攻の美術・書道教育コース(美術分野)の学生、大学院連合教職実践研究科教育実践力コースの院生が準備した4つの授業のうち、それぞれ事前に希望した2つの授業に参加しました。

 今回の校外学習は、7月に谷村さくら特任准教授が、同校で粘土を使った図工の実践に協力したことをきっかけに、子どもたちの「大学の先生や学生と一緒にもっと図工がしたい」という思いを叶えるべく実現したもの。

 加藤可奈衛教授の「アート鑑賞ツアー」では、児童らは、キャンパス内を歩いて回り、屋外設置されている美術品の説明を聴きながら、表現活動教育系の教授らが開発・制作した教材「アートとともだち」のルーペを使って鑑賞しました。

 谷村さくら特任准教授の「ねんどで何つくる?」では、土粘土を使って、それぞれ好きなものを形づくりました。好きな動物や、お皿、お城やゲームのアイテムなどにチャレンジした児童もいました。

 同校のピオルコフスキー潤先生は、柏原キャンパスの自然物(木の実や枝、葉など)を用いた造形遊びの活動をしました。児童は、身長を超えるくらい大きなものから手のひらに乗るような小さなものまで、それぞれ多様な造形を楽しみました。この授業にはピオルコフスキー先生が本学に在学していたときの恩師である、佐藤賢司教授も児童と一緒に活動しました。

 渡邉美香准教授の「すごろく・輪投げ」では、学生が「デザイン演習」の授業で作成した4年生対象のすごろくで遊ぶグループと、大学院生がファシリテートし輪をつくり投げて遊ぶグループに分かれて活動を行いました。どちらのグループの児童も、夢中になって取り組んでいました。

 校外学習を終えて、児童は「大学の先生も学生のみなさんも優しく教えてくれてうれしかった」「小学校ではできない体験ができて楽しかったし、また来たいです」と話しました。

当日の様子

美術品について質問する児童と加藤教授

ねんどで作品をつくる児童にアドバイスする谷村特任准教授

ねんど作品をろくろの上でつくる児童ら

自然物を組み合わせて作品をつくる児童

すごろくを囲んで遊ぶ児童ら

輪投げで遊ぶ児童ら

(附属平野小学校・表現活動教育系)