
理科教育専攻
専攻の目的
理科教育専攻では、大学の学部教育で培った基礎の上に立ち、自然科学及び理科教育学の専門分野並びに理科教育実践の理論とその応用についての研究能力を育成するとともに、学校教育の場において指導的な立場で、理科教育や自然科学の教育の実践研究を推進し得る人材を養成することを目的とします。そのために、専攻に物理学、化学、生物学、地学、理科教育学の5つのコースを設け、それぞれの専門分野についての研究を深めるとともに、得られた成果を、広い視野と柔軟な思考力をもって学校現場で活かしながら、高いレベルでの教育実践のできる教員、創造性豊かな科学教育の実践者、倫理観の高い教育者の育成を目指しています。
概要・特色
本専攻の大学院開講科目は合計42科目(必修2科目、選択必修4科目、選択36科目)であり、学校現場において指導的立場で実践できる教員を目指したカリキュラムや教育プログラムが設けられています。各コースでは、それぞれの分野の研究を通して、授業実践の能力・態度形成として、科学的思考方法、観察・実験の技術と指導方法、理科教材の開発・活用方法などを体得し、幅広い分野にわたる素養を持った教員の養成を行います。
物理学コース:実験物理学、理論物理学、計算物理学などの基本的な方法論や専門的な知識の上に、実践的な指導力や教材開発力を養成するための研究を深めます。また、教育現場にあって重要な「ものづくり」、「理科実験」や「コンピュータを活用した理科教育」に関して指導的な能力を持った理科教員の養成を担います。
化学コース:責任をもって理科を教えるには、自分自身が自然科学についての研究を経験し、自然科学を理解することが必須です。物理化学や有機化学などの専門的な研究を核とし、研究から得られた知識や技術を生かし、小中高生を対象とした各種化学実験や学校と連携した理科学習の実践研究に取り組みます。
生物学コース:生態学から発生生物学、生物化学までの学術研究を核とした生物教育を行います。また、授業や院生同士の交流をとおして、科学的に捉えた生命現象に対する総合的な理解を深めます。さらに、各種体験学習(例:森林体験学習)を利用して、教科教育や課外活動の実践的な指導者の育成を目指します。
地学コース:地球環境問題とも関わる、空間的スケールの大きさ、時間的スケールの長さという特徴を持つ地学の基本的な知識や方法論の修得のうえに、専門的知識を生かした実践的指導能力を養成するための研究を深めます。特に、野外実習やコンピュータ教材に関する指導的能力をもつ理科教員を育成します。
理科教育学コース:理科教員にとって自然科学の知識の習得だけでは十分ではありません。教育とは人間が人間を育てることであり、どのような育ちを目指すかの理念を持つことが必要不可欠です。理科の存在意義として目指す育ちの独自性や他の教科との共通性を考察する教科区分研究や、カリキュラム研究、授業研究、評価研究をとおして、高い実践的指導力を持った理科教員を養成することを目的としています。
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