合同FD事業「留学生の修学における課題と展望」を実施

2023.02.09

合同FD事業「留学生の修学における課題と展望」を実施

 大学院教育学研究科・教育協働学科・グローバルセンターの合同FD(*)事業「留学生の修学における課題と展望」を、12月26日(月)にオンラインで実施し、教職員など57名が参加しました。
 この事業は、本学に在籍する留学生の現状とその支援についての理解を教職員に深めてもらうことを目的に実施しました。

 最初に、本学留学生2名(大学院教育学研究科 国際協働教育コース 日本語教育支援高度化領域2回生の張斌(チョウ ヒン)さん、教育学部教育協働学科理数情報専攻自然科学コース3回生のTHI THANH SUONG DUONG(ズーン ティ タン スーン)さん)が、留学生が大学に求めることとして、「日本に来てしばらくは日本語に慣れないので,やさしい日本語でゆっくり話して欲しい」「留学生と日本人学生の交流の機会を増やして欲しい」などと話しました。
 次に、グローバル教育部門(グローバルセンター留学生教育部門長)の米澤千昌特任講師による「留学生への満足度調査アンケート報告」があり、さらに、国際基督教大学日本語教育課程レクチャラーの武田知子氏による「国際基督教大学での取り組みについて」の講演を行いました。
 最後に、グローバル教育部門の李址遠特任准教授より「日本人学生と留学生との協働学習の活性化に向けて」の発表があり、それぞれ異なる観点からの報告を行った後、意見交換を行いました。

  終了後の参加者からのアンケートでは、「『留学生の生の声』を聴くことができ、大変勉強になりました」「留学生の感じている困難さを知り、解決するために全学的に取り組む必要があることがわかりました」などの意見が寄せられました。

*FD(ファカルティディベロップメント)は、大学教員の授業内容や教育方法を改善し向上させるための取組。

 


留学生による発表の様子

(教育学研究科・教育協働学科・グローバルセンター)