作文コンクール2020 “Leading to the Future”
作文コンクール“Leading to the Future”は、府立高校教職コンソーシアム加盟校の高校生を対象とし、『未来に向かって -教育・夢・希望-』をテーマに、「教育にかかわる現在と未来の自分、高校生・支援学校生としての日常生活での感動」や「これからの時代を見すえて、「こんな学校があったらいい」など、理想の学校園」などを作文として発表するものです。
実施概要(2020年度)
主催 |
大阪教育大学、府立高校教職コンソーシアム |
目的 |
(1) 作文を書くことを通して、生徒が現在と未来の自分について思いを巡らせ、教職への夢や覚悟をより確かなものとする。
(2) すべての府立高校・高等部を対象として、次代を築く多くの高校生・支援学校生の思いや考えを共有し発信する。
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対象 |
府立高校教職コンソーシアム加盟校及び府立高校・高等部の生徒で教職に興味や関心のある高校1・2年生 |
募集テーマ |
「未来に向かって -教師・夢・感動-」
テーマは次の2つから1つを選択する。
(1)現在と未来の教育についての私の考え
(2)先生との関わりで感動したこと、学んだこと
* 個別タイトルは自由
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応募方法 |
400字詰め原稿用紙3枚(1,200字)以内で各高等学校の担当教員に提出。
* 本文の前(原稿用紙枠内)にタイトル、学校名、学年、氏名(ふりがな)を,全ページの裏面に学校名と氏名を明記した上で,クリップ止めすること。
* 1人1点。自分で書いたもので、未発表のものに限る。
* 応募作品は返却しない。
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応募締切 |
令和2年 9 月 18 日(金) *各学校への提出期限 |
審査員 |
大阪府教育庁教育振興室高等学校課参事 中島 彩子
大阪府立高槻北高等学校校長(府立高校教職コンソーシアム) 青竹 二郎
大阪府立泉陽高等学校校長(府立高校教職コンソーシアム) 武田 温代
大阪教育大学副学長 和田 良彦
大阪教育大学理事・副学長 岡本 幾子
大阪教育大学連合教職実践研究科教授 田中 滿公子
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表彰・発表 |
原則として大阪教育大学柏原キャンパスで、最優秀賞・優秀賞を表彰する。佳作については各校が独自に表彰・発表を行う。 |
賞品 |
最優秀賞:各テーマ1作品(賞状とトロフィー・副賞)、優秀賞:各テーマ1作品(賞状とトロフィー・副賞)、佳作:数点(賞状と副賞)
応募者全員:参加賞 |
注意事項 |
応募作品に関する一切の権利は、大阪教育大学に帰属するものとし、受賞者については、氏名・学校名・受賞写真・作品をウェブページ及び印刷物等で使用します。応募作品に記載の個人情報は、本コンクールの運営に必要な範囲内で利用し、応募者の同意なく、他の目的に利用することはありません。 |
受賞者と受賞作品
53件の応募がありました。厳正な審査の上、最優秀賞2作品、優秀賞4作品、佳作6作品を選定しました。
賞 |
高校名 |
氏名 |
学年 |
作文 |
最優秀賞 |
大阪府立豊中高等学校 |
高田 一弥 |
2 |
受賞作品(PDF) |
最優秀賞 |
大阪府立寝屋川高等学校 |
中西 真央 |
2 |
受賞作品(PDF) |
優秀賞 |
大阪府立豊中高等学校 |
立石 達樹 |
1 |
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優秀賞 |
大阪府立槻の木高等学校 |
篠原 華実 |
2 |
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優秀賞 |
大阪府立豊中高等学校 |
上田 菜々香 |
1 |
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優秀賞 |
大阪府立豊中高等学校 |
肝付 早穂子 |
1 |
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佳作 |
大阪府立豊中高等学校 |
高橋 克弥 |
1 |
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佳作 |
大阪府立寝屋川高等学校 |
山本 雅也 |
2 |
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佳作 |
大阪府立今宮高等学校 |
髙森 愛生 |
2 |
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佳作 |
大阪府立春日丘高等学校 |
水口 育海 |
1 |
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佳作 |
大阪府立泉陽高等学校 |
田村 彩香 |
1 |
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佳作 |
大阪府立豊中高等学校 |
中島 花菜 |
1 |
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[左写真] 栗林学長・和田副学長と受賞者の記念写真
[右写真] 栗林学長と懇談する受賞者
作文講評(大阪教育大学副学長 和田良彦)
最優秀賞 「主体性を育む教育の必要性」 高田一弥さん(大阪府立豊中高等学校)
この作文の主題は、「主体性を育む」となっています。この言葉はよく使われる言葉ですが、この文章においては、コロナ禍において、自治会の役員として高校文化祭の企画運営を行ったという経験に裏打ちされた力強さを持っています。また、「できないこと」ではなく、「できること」を伝えることによって、聞く側の意欲の違いが出るという教育の大切な部分にも自ら気づいています。高田さんの今後の活躍に大いに期待しています。
最優秀賞 「私にとっての先生」 中西真央さん(大阪府立寝屋川高等学校)
この作文は、全校生徒が3年生の7人であった中学校での筆者の経験をもとにして、クラスや担任の先生との触れ合いにおける喜怒哀楽が書かれています。そして、高校生になった時点で振り返り、先生という職業を客観的にとらえて、先生への感謝が綴られています。「私たちにとってはもう第二の母親です」というフレーズを担任の先生が聞かれたら、きっと涙するでしょう。中西さんがこの先生と同じように素敵な先生になられることを期待しています。
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