特別支援教育コース

高度教職開発専攻 特別支援教育コース

インクルーシブ教育システムの観点から、特別支援学校、幼・小・中・高等学校ならびに各種施設における特別なニーズのある子どもを理解し支援することができる教師になるために必要なことを学べます。

対象 学部卒学生・現職教員(大学院修学休学制度等の利用)
募集人員(目安) 10名
養成する人材像
  • 特別な支援を必要とする子ども一人ひとりのニーズに対応した適切な教育支援を行える高度な能力を身に付けた教員
  • 特別支援教育コーディネーターとしての役割を担うことができる教員

特徴

特別支援の理論と実際について、教育学、心理学、臨床学などの専門分野の観点から多角的に学びます。
障がいの多様化・重度化・重複化、通常の学級における発達障がいのある子どもへの対応、特別支援教育コーディネーターの機能向上など、特別支援教育をめぐる現代的課題に即応できる実践力を身に付けることを目的としています。

修学キャンパス

柏原キャンパス(昼間開講)

主な科目

  • インクルーシブ教育の理論と実際
  • 特別支援教育コーディネーター論
  • 特別なニーズのある子どもの心理学的理解と支援

教員からのメッセージ

 特別支援教育コースでは、学校での実習を通して、実際の教育現場というフィールドを大切に、障がいのある子ども一人ひとりの実態やニーズの把握に必要な洞察力と、それらに基づいて授業を展開できる実践力を磨いていくことを目標にしています。
 また、本コースには、視覚障がい、聴覚障がい、知的障がい、肢体不自由、病弱・身体虚弱、発達障がいといった各領域における高い専門性をもつ教員が在籍しています。多様な講義や教員との対話を通して、現在の特別支援教育の課題や各障がいについての理解を深め、また、教材の開発や授業改善についても学びを深めることができます。
 近年、インクルーシブ教育推進の重要性が一層増しています。特別支援教育コーディネーターの役割重視、授業のユニバーサルデザイン化が求められていることなどからもわかるように、特別支援教育に携わる教員は、特別支援学校あるいは特別支援学級における教育実践を深めると同時に、通常の学校、通常の学級における教育への視点を養う必要性もあります。
 特別支援学校をはじめとして、様々な教育の場において、障がいのある子ども一人ひとりが輝く教育をめざして、一緒に学びを深めてみませんか。